１、ゲームソフト事業 売上高は254億41百万円、営業利益は60億17百万円
新規IPである「討鬼伝」（PSVita、PSP用）の立ち上がりが非常に好調で、今後IPの柱の1つとして育成していく。
周年事業では、30周年記念作品「信長の野望・創造」（PS3、PS4、Win用）がシリーズ歴代最高の発売日セールスを記録するなど好調な滑り出しとなった。20周年記念作品「Winning Post 8」（PS3、PSVita、Win用）や10周年記念作品「戦国無双４」（PS3、PSVita用）も順調な売れ行きを示した。「PlayStation 4」対応を行った「真・三國無双７with 猛将伝」（PS3、PS4、PSVita用）も販売を伸ばした。ワールドワイドでは、「YAIBA:NINJA GAIDEN Z」（PS3、Xbox360、STEAM用）、「影牢 ～ダークサイド プリンセス～」（PS3、PSVita用）をリリースした。PS3用に配信中の「DEAD OR ALIVE 5 Ultimate」基本無料版も100万ダウンロードを突破するなど人気を集めている。
当社グループが開発を担当したタイトルでは、「真・ガンダム無双」（PS3、PSVita用）が大変好評を博した。ガストタイトルでは、「エスカ＆ロジーのアトリエ～黄昏の空の錬金術士～」（PS3用）、「アルノサージュ ～生まれいずる星へ祈る詩～」（PS3用）などが堅調に推移し、業績に貢献した。また、スマホ向けに「ギャロップレーサー」など2タイトルをリリースした。
新旧タイトルが堅調に推移したことに加え、ダウンロードコンテンツ販売も伸長したことなどから増収を達成し、過去最高の部門売上となった。なお、一部新作タイトルの発売延期などから減益となった。

 

２、オンライン・モバイル事業 売上高は64億23百万円、営業利益は10億73百万円
ソーシャルゲーム事業では、「100万人の信長の野望」「100万人の三國志」「100万人のWinning Post」などの「100万人」シリーズにおいて、マルチプラットフォーム展開を推進した結果、好調に推移
した。また「大航海時代Ⅴ」をシリーズ初のブラウザゲームとしてリリースしたほか、ネイティブアプリ「LINE でろーん」が累計250万ダウンロードを突破した。
海外では、「のぶニャがの野望」が台湾のユーザー投票において2年連続で金賞を獲得するなど、好評を博している。
コミュニティサイト「my GAMECITY」では、人気タイトルの導入やスマホ版の本格始動など、プラットフォームサービスを拡大したことにより、会員数50万人を突破した。
オンラインゲーム事業においては、「信長の野望 Online ～天下夢幻の章～」（PS3、PS4、Win用）、「真・三國無双 Online Z」（PS3、Win用）を発売したほか、各タイトルとも底堅く推移した。
海外では、中国において「信長の野望 Online」のサービスを開始したほか、「大航海時代 Online」が韓国・中国をはじめとするアジア地域で引き続き人気を集めている。
以上の結果、増収増益を達成し、経営統合以来最高の部門売上となった。

 

３、メディア・ライツ事業 売上高 20億71百万円営業利益は2億2百万円
「金色のコルダ」10周年記念事業として、「金色のコルダ３ AnotherSky feat. 神南」（PSP用）をはじめ3タイトルをリリースしたほか、「ネオロマンス・フェスタ 金色のコルダ 10thBirthday」など2本のメモリアルイベントを開催し、大変好評を博した。ライブDVD、キャラクターグッズなど関連商品も好調な売上となった。
また、新規IPである「下天の華」についても、続編となる「下天の華 夢灯り」（PSP用）を発売した。スマホ向けに「下天の華刻の詩」を配信し、イベントを2本開催するなど、IPの展開を積極的に推進するとともに、コスト管理も徹底した。
これらにより、大幅に業績が向上し、黒字転換を果たした。

 

４、ＳＰ事業 売上高 22億78百万円営業利益は9億23百万円
パチンコ機「CRぱちんこRio Rainbow Road」、新たなオリジナルキャラクターを活用したパチンコ機「CR遊砲RUSH」など合計10機種がリリースされた。
パチンコ・パチスロ機への版権許諾及び液晶ソフト受託開発が堅調に推移したことに加え、開発ラインの増強などにより、増収増益を達成し、経営統合以来最高のセグメント売上・利益となった。

 

５、アミューズメント施設運営事業 売上高は17億96百万円 営業利益は90百万円
「テクモピア船橋店」のオープンに加え、売場のニーズに合わせたゲーム機械の導入やサービスの見直し、集客効果の高い「のぶニャがの野望」のキャラクターを活用した店舗イベントなどを開催したことにより、既存店売上高は底堅い動きとなった。引き続き業務の効率化に努め、収益力の高い事業体質を構築していく。

 

６、その他事業 売上高は4億48百万円 営業利益は76百万円