アイコン 複合レジャー施設のラウンドワン/3月決算 大赤字 財務内容は大幅改善

同社の売上高は、世の中は景気回復基調にあるものの、一進一退となっている。
同社は、財務体質の強化をはかるため、店舗資産を売却すると同時に賃借することで営業を継続する手法であるセール・アンド・リースバックの実施を積極的に推し進めた。

その結果、有利子負債の削減による財務体質の強化を行ったが、それに伴い固定資産売却益25億15百万円を特別利益として計上し、固定資産の売却損22億41百万円及び減損損失245億83百万円を特別損失として計上した。
また、将来売却が見込まれる店舗を含めたすべての店舗において「固定資産の減損に係る会計基準」に基づき再度検討した結果、新たに減損損失70億73百万円を特別損失として計上した。

また、今後の業績見通しを踏まえ、繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討した結果、繰延税金資産の一部36億48百万円を取り崩すことにした結果、当期の経常利益は78億18百万円、上記特別利益・特別損失・繰延税金資産を計上し、当期純利益は▲196億81百万円の大赤字となった。
しかし、財務内容は、有利子負債が60%減少、自己資本率も7.1P上昇し45.3%と大幅に改善されている。

連結/百万円
売上高 
営業利益
経常利益
当期利益
11年3月期
84,303
11,416
6,929
-12,673
12年3月期
89,568
16,036
11,481
2,781
13年3月期
85,903
11,565
8,217
601
14年3月期
84,272
10,088
7,818
-19,681
14年/13年比
98.1%
87.2%
95.1%
 
15年3月期予想
85,500
10,000
9,000
5,000
15期予想/14期比
101.5%
99.1%
115.1%
 
2014年3月期
総資産
純資産
自己資本
自己資本率
 
127,138
57,531
57,531
45.3%
2013年3月期
206,217
78,714
78,714
38.2%
・有利子負債残13/3期902億24百万円、14/3期368億14百万円
 
ラウンドワン
/億円
13/3期
14/3期
増減
ボウリング
297
272
-25
アミューズメント
345
349
4
カラオケ
83
84
1
スポッチャ
103
109
5
その他
29
27
-2
総売上高
859
842
-16
営業利益
115
100
-14
経常利益
82
78
-3
特別損益+税
-76
-274
-198
当期純利益
6
-196
-203
・店舗数114店舗(期中増加1店舗)
 

[ 2014年5月12日 ]
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