アイコン 医療法人田中会「西尾病院」 リハビリ部門ノルマ達成に診療報酬不正請求発覚

愛知県西尾市にある医療法人田中会の民間病院「西尾病院」(約200床)のリハビリテーション室が、組織的に診療報酬を不正請求していた疑いのあることがわかったと報道されている。
複数の職員や元職員が、「患者に適正なリハビリをしていなかったのに、上司の指示で架空請求や水増し請求を繰り返していた」と証言しているという。
 リハビリテ部門の職員や元職員らは、昨年からほぼ1年間にわたり、ノルマを達成できない時の叱責などを恐れ、不正をせざるをえなかったという。
 また、リハビリ部門だけなのかどうかも今の段階では不明だ。
病院側は、調査中で6月中旬をめどに調査結果を厚労省東海北陸厚生局に報告するとしているという。
 以上。

田中会の組織だった不正請求ではないようだが、リハビリ部門の上司によるパワハラと命令指示による架空請求事件であり、やはり、田中会の西尾病院の組織としての不正架空請求事件といわざるを得ない。
明治時代から代々地元に根付いてきた西尾病院にあり、架空請求をさせる体質が、2012年に新館を開設するなど拡大路線の田中正規理事長になり、生じさせてしまっているようだ。

不正架空請求は、最悪の場合、保険診療の取り消し、結果、潰れる可能性もあるというのに・・・。
愛知県では、昨年、犬山市の医療法人松陽会松浦病院で5億円の不正請求事件が発覚、閉鎖に追い込まれた。
また、2011年には、豊橋市の医療法人「豊岡会」傘下の豊橋元町病院(愛知県豊橋市)、岡崎三田病院(愛知県岡崎市)、三田介護老人保健施設(愛知県岡崎市)、滝町介護老人保健施設(愛知県岡崎市)などによる総額26億円にのぼる大規模な不正請求事件も発生していた。

こうした不正請求の大事件の発生に、われ振り返りもせず、(部下の幹部がかってやったとしても)不正請求させるとは、田中正規理事長の病院経営の資質の問題だろう。その責任は金額の大小にかかわらず限りなく大きいといえよう。

<田中会グループ>
医療法人田中会「西尾病院」
所在地:愛知県西尾市和泉町22
理事長:田中正規
創業:明治28年7月
ベッド数:225床
診療科目:総合
ほか
医療法人田中会「介護老人保健施設いずみ」
西尾病院訪問看護ステーション
ヘルパーステーションいずみ
デイケアセンターいずみ
西尾病院居宅介護支援事業所
西尾市地域包括支援センターいずみ
社会福祉法人誠正会「特別養護老人ホームいちご」

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[ 2014年5月24日 ]
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