アイコン 続、DIOジャパン 「釜石コールセンター」も閉鎖通知

コールセンター事業の「DIOジャパン」(東京都中央区銀座、代表:本門のり子)が、釜石市松原町に開設した「釜石コールセンター」(代表:鈴木孝一)の業務を6月末で終了し、13人の全従業員を解雇することが25日分かったと報道されている。
鈴木社長は今月上旬、事業継続の方針を示していたが、1ヶ月足らずで方針転換した。
 鈴木社長が24日、従業員に事業所閉鎖を伝え、解雇通知書を手渡した。釜石市によると、鈴木社長は閉鎖理由として「マスコミ報道や賃金未払いによって従業員との信頼関係を保つことができなくなり、業務継続が見込めなくなった」と説明したという。
 野田武則市長は「雇用確保と復興支援という目的を果たすことができず誠に遺憾」と述べ、鈴木社長に5、6月分の給与や解雇予告手当などの債務を支払い、責任を持って清算するよう申し入れた。

釜石コールセンターは2012年11月に開設し、同月から1年間で4700万円の緊急雇用創出事業を市から受託した。しかし、50人を予定していた従業員の雇用はピーク時でも22人。本来のコールセンター業務ではなく電話応対や機器操作の研修、旅行商品の販売業務などを行っていた。遅配となっていた4月分の給料は24日に支払われたという。
 DIOジャパンは、いわき市や秋田県などで給与未払い問題や復興支援事業として助成金支給が受けられる1年間で閉鎖されており、各地で社会問題となっている。
 補助金ビジネスだったのか・・・。

2014年6月19日の秋田魁新聞の報道では、
 秋田県とにかほ市が誘致した「にかほコールセンター」(本門のり子社長)で従業員への給与支払いが滞っている問題で、にかほ市は18日の市議会産業建設委員会で、4月分の給与の支払い済み額が1人4万円にとどまっていることを明らかにした。市によると、親会社のDIOジャパン(東京)は20日に残りの給与を支払う意向を示している。
 4月分の給与は退職者を含む120人余りに対し、今月10日と16日に2万円ずつ支払われた。市は、DIOジャパンが事業継続の方針を示しているとして「(残りも支払われるよう)DIO側と交渉していく」とした。
 以上。
秋田県にかほ市と羽後町に県が誘致した3ヶ所のDIOのコールセンターに対しては、1年間の研修中の人件費などが秋田県の緊急雇用創出等臨時対策基金で賄われ、2012、13の2ヶ年度で計約5億5,500万円が支出されている。
 

[ 2014年6月27日 ]
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