アイコン 量的緩和 10月終了/FRB議長

 米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は15日、米上院銀行委員会で半期に一度の金融政策報告を行った。
  事実上のゼロ金利政策の解除時期について「いつ利上げを行うかは公式も機械的な答えもない」と述べ、経済情勢を踏まえて慎重に判断する考えを改めて強調し た。また「歴史的に正常な金利の水準に戻すには相当な時間がかかる」と、ゼロ金利解除後、利上げのペースは緩やかになるとの見通しを示した。
 FRBは、国債などの証券を買い入れ、市場に大量の資金を供給する量的緩和の規模を今年1月以降、段階的に縮小している。
イエレン議長は「10月の(金融政策決定会議)会合後には終えるだろう」と終了時期を明確にした。
リーマン・ショック後から取られた大幅な量的緩和、経済指標の好転が続き、雇用も大幅改善、もはや、0金利政策による量的緩和の時期は終わり、正常な運営に回帰する。

ただ、量的緩和は、新興国にも大量に資金が流れ、それらの国々で経済成長をもたらしてきた側面があることも事実、だが、緩和縮小論が台頭して久しく、すでに多くのドル資金が引き上げられ、為替不安をもたらした国々も多い。こうした議長発言により、新興国において再度為替パニックにならなければよいが・・・。

 

[ 2014年7月16日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索