アイコン KFC・ピザハットのヤム・ブラウンズ OSIと世界で取引停止 期限切れ肉OSIが納品か

米食品卸売会社OSIグループ傘下の中国企業・上海福喜食品が使用期限切れの食肉を出荷していたとされる問題で、ケンタッキーフライドチキン(KFC)やピザハットを運営する米ヤム・ブランズは23日、OSIとの取引関係を打ち切ったと発表した。
中国・上海の警察当局はこれに先立ち、上海福喜のトップや品質担当マネジャーを含む5人を拘束したと明らかにした。
ヤムは声明で「ヤム中国は、(OSIグループの中国法人である)OSI中国からの全ての仕入れを直ちに停止することを決定した」と表明した。上海福喜はOSI中国の傘下企業。
中国で6400店舗を展開しているヤムはまた、オーストラリアと米国でもOSIとの取引関係を打ち切った。
ヤムによると、OSIは主要な仕入元ではなく、関係を打ち切っても事業に影響はないという。
OSIグループは声明を公表し、中国当局がその他全ての施設を検査しており、問題は見つかっていないと明らかにした。

同グループのシェルドン・ラビン会長兼最高経営責任者(CEO)は声明で中国の顧客に謝罪した上で、今回の問題に対処する専門チームを設けたと強調。「上海福喜食品で起きたことは全く受け入れられない」とし、「われわれはこれら過失の責任を負うとともに、再発防止に努める」と表明した。

一方、中国で2000店舗超を展開する米ファストフード大手マクドナルドは、OSIグループとの関係を維持するとの声明を発表している。

中国国営の新華社は、上海の食品監督当局の話として、上海福喜食品における食品安全規則違反は個人の行為ではなく、組織ぐるみだったと伝えた。さらに上海の食品監督当局は、中国のOSIから出荷された安全基準違反が疑われる1000トン以上の食肉製品を差し押さえたと明らかにした。
以上。ロイター

新華社の報道が事実ならば、中国のOSIそのものが、安全基準違反の食肉を上海福喜食品に送りつけていたことになる。
それが事実だったと判明すれば、マクドナルドもヤムのように取引停止に動く可能性がある。OSIはそもそもグループ企業の上海福喜食品の安全衛生管理に100%関心を持っていなかったことに、今回の問題が起因している。
 

[ 2014年7月24日 ]
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