アイコン イタリア産ピスタチオナッツ加工品からカビ毒のアフラトキシン検出 含有0が基準

厚労省は、イタリア産ピスタチオナッツ加工品からカビ毒のアフラトキシンを検出したことから、ピスタチオナッツを5%以上含有するものについては、輸入時の自主検査を、より強制する検査命令を輸入業者に発布した。

<アフラトキシンが検出された案件>
  品 名:ピスタチオナッツペースト
  輸入者:デルスールジャパン株式会社
  製造者:L. BRETON
  届出数量及び重量:90 カートン、0.27 トン
  検査結果:アフラトキシン 50 μg/kg 検出 (基準:含有してはならない)
  届出先:東京検疫所
  日本への到着年月日:平成26年4月9日
  違反確定日:平成26年4月24日
  貨物の措置状況:全量保管中

アフラトキシン (aflatoxin , AFT) とは、
カビ毒(マイコトキシン)の一種でB1、B2、G1、G2を始めとする10数種の関連物質の総称。
発がん性を有するカビ毒(アスペルギルス属の真菌により産生される)の一種とされている。
熱帯から亜熱帯地域にかけて生息するアスペルギルス・フラブス (Aspergillus flavus) やアスペルギルス・パラシチクス などのカビにより生成され、紫外線の照射により強い蛍光を発する。
 1960年にイギリスで七面鳥が大量死した際の分析中に発見された。
その際は「ターキーX(七面鳥X病)」と呼ばれた。人に対する急性中毒の例としては、1974年にインドで肝炎のために106名が死亡した事件やケニアでの急性中毒事件などがある。

ピスタチオナッツ加工品は昨年約20トン輸入されており、これまでの自主検査では何も見つかっていない。しかし、あくまで自主検査であり、潜り抜けた可能性は否定できない。注意が必要だ。

[ 2014年5月 1日 ]
モバイル
モバイル向けURL http://n-seikei.jp/mobile/
スポンサード リンク

コメント

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   


PICK UP

↑トップへ

サイト内検索