アイコン 医者にあらず 続く妊婦への禁じ薬投与 死産や奇形の副作用 高血圧剤ARB・ACE阻害薬

独立行政法人・医薬品医療機器総合機構は、高血圧治療 薬のアンジオテンシン2受容体拮抗(きっこう)薬(ARB)とアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬を妊娠後に服用した副作用が疑われる症例が 2011~13年度に、妊婦12人と胎児16人に63件あったと発表した。
薬の添付文書ではいずれも妊婦への投与が禁じられており、同機構は改めて適正使用を求めている。
副作用の内訳をみると、胎児の死亡例が2件あり、妊婦の羊水過少、早産や胎児の骨形成不全症、腎機能障害なども確認されている。ARBやACE阻害薬は、胎児の血圧低下を招くことで、羊水の減少など様々な副作用を起こす。

同機構は、医師は薬が胎児に与える影響を繰り返し説明し、患者も妊娠判明後は速やかに医師に相談してほしいと呼びかけている。
医師も金で医者になった人たちも多く、人の命より金に執着している医師が多いのも現実、日進月歩進化・変化し続ける医療に対し、不勉強な人たちが多すぎる結果だろう。所詮、商売相手=患者は他人様だ。
被害の女性たちは、膨大な請求金額にて集団訴訟を起こしたら、医師たちも目が覚めるだろう。人災だ。

<<ACE阻害>>
<適応>

1、高血圧
ペリンドプリル 商品名:コバシル(協和発酵キリン)
デラプリル 商品名:アデカット(武田薬品工業)
トランドプリル 商品名:プレラン(中外製薬)、オドリック(日本新薬)
シラザプリル 商品名:インヒベース(中外製薬)

2、高血圧 + 心不全
カプトプリル 商品名:カプトリル(第一三共)
エナラプリル 商品名:レニベース(MSD (Merck Sharp & Dohme)=旧万有製薬)
リシノプリル 商品名:ロンゲス(塩野義製薬)ゼストリル(アストラゼネカ)
ベナゼプリル 商品名:チバセン(ノバルティスファーマ)

3、高血圧 + 1型糖尿病に伴う糖尿病性腎症
イミダプリル 商品名:タナトリル(田辺三菱製薬) ※オーファンドラッグ(稀少疾病用医薬品)として承認
日本未発売 ラミプリルなど

<禁忌>
催奇形性があるため妊婦には禁忌

高度腎機能低下など

<副作用>
1、空咳:ブラジキニン、サブスタンスPの分解抑制によるものと考えられる
2、高カリウム血症
3、味覚異常
4、蕁麻疹、血管浮腫
5、誤嚥の減少(副効用)など


<<ARB拮抗薬=アンジオテンシンII受容体拮抗薬>>
<適応症>

高血圧
(降圧剤)
2型糖尿病性腎症:ロサルタン・・・Cozaar®もしくはニューロタン®の商品名でMSD (Merck Sharp & Dohme)(メルク、旧万有製薬)より販売。
心不全(ACE阻害薬不忍容例):カンデサルタンシレキセチル・・・武田薬品がブロプレス錠として販売
上記以外のARBには高血圧症以外の適応はない。

なお、日本国外における国内承認薬のその他の適応症として
2型糖尿病性腎症:ロサルタン、心不全:ロサルタン、バルサルタン(ノバルティスから商品名ディオバン (Diovan)として販売、カンデサルタンシレキセチル
左室肥大を伴う高血圧患者の心血管系イベント抑制(特に脳卒中の予防):ロサルタン
心臓発作後の高リスク患者における心疾患死抑制:バルサルタン
病態の異なる広範な慢性心不全患者の心血管死および心不全の悪化による入院を減少:カンデサルタンシレキセチルなどがある。

<禁忌>
妊婦又は妊娠している可能性のある婦人

胆汁の分泌が極めて悪い患者又は重篤な肝障害のある患者:テルミサルタン

<副作用>
血管浮腫(頻度不明)
高カリウム血症(0.1%未満)
間質性肺炎(頻度不明)
腎不全(頻度不明)
肝炎(頻度不明)
失神(頻度不明)

[ 2014年9月16日 ]
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