アイコン 火山活動 御岳山の現状と蔵王・霧島の注意情報/気象庁

気象庁の火山噴火予知連絡会は23日、御嶽山(長野・岐阜県)について「火山活動は低下傾向がみられる」との見解をまとめた。今後も火口周辺で噴石や火砕流を伴う小規模な噴火が起こる可能性はあるとしている。

蔵王山(宮城・山形県)と霧島連山のえびの高原周辺(宮崎県)については、火山活動が高まっているとして注意を呼びかけた。

<蔵王>
蔵王山の火口湖の「お釜」では、白濁現象が2度発生している。また、火山性微動や火山性地震も計20回以上観測されている。

<霧島連山・硫黄岳付近>
霧島連山のえびの高原では、昨年12月ごろから韓国岳や韓国岳の北西側に当たる硫黄山の周辺で体に感じない火山性地震がたびたび発生している。さらに、今年8月には、硫黄山付近を震源とする火山性微動が7分間にわたって継続し、それに伴って山の北西が隆起するような地殻変動も観測されている。近隣には爆発した新燃岳がある。

<御嶽山の現況>
 予知連によると、御嶽山では10月11日以降、火山灰を含む白い噴煙は観測されておらず、火山性の地震も減っている。
 9月27日の噴火時の噴石は、秒速100メートル程度で飛散したとみられ、上空から確認されただけでも山頂から1キロの範囲に及んだ。山頂付近では、4メートル四方で10個以上の噴石の跡が残っていた。
 気象庁は御嶽山について5段階の噴火警戒レベルの3(入山規制)を当面維持する方針。


 

[ 2014年10月24日 ]
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