アイコン 肥後銀行と鹿児島銀行が経営統合へ 九州第2位に

九州の有力地銀である肥後銀行と鹿児島銀行が経営統合する方向で検討していることが7日、分かった。実現すれば総資産は8兆3千億円を超え、全国で9位、九州では西日本シティ銀行を抜き第2位の地銀グループが誕生することになる。
横浜銀行と東日本銀行も経営統合する方向で最終調整しており、地銀再編の機運が一気に高まってきた。
肥後銀行は熊本市に本店を置き、熊本県内で絶大な営業基盤を誇る。鹿児島銀行は鹿児島市が本店で、宮崎県などにも展開している。

財務内容が健全な両行の統合は、周辺地銀にとって大きな脅威となる。だが、両行とも堅物で知られ、地域経済を金融面からリードする役割に乏しく、特に肥後銀行は日銀も呆れ果てるほどだった。今後、統合により、過疎化進む地域経済をどのようにリードするのか注目される。
今後、財務官僚の天下り銀行である西日本シティと山口FGが経営統合すれば、福岡黒田城に天守閣を構えるふくおかFG=福岡銀行Gも、テッペンの足元がぐらつき再度動き出す可能性もある。

 
肥後銀行
鹿児島銀行
単純合算
連結/百万円
2014年3月期
2014年3月期
2014年3月期
経常収益
86,004
79,030
165,034
営業利益
19,870
13,755
33,625
経常利益
19,904
14,646
34,550
当期利益
11,826
9,653
21,479
総資産
4,498,349
3,889,964
8,388,313
自己資本
274,436
279,259
553,695
資本金
18,128
18,130
36,258
自己資本率
6.1%
7.1%
6.6%
 
 
ふくおかFG
西日本シティ銀行
山口FG
 連結/百万円
2014年3月期
2014年3月期
2014年3月期
経常収益
242,289
155,888
161,066
営業利益
58,888
47,911
34,780
経常利益
57,020
42,124
49,837
当期利益
36,192
24,009
31,235
総資産
14,125,998
8,027,132
9,635,043
自己資本
695,111
403,482
516,330
資本金
124,799
85,745
50,000
自己資本率
4.9%
5.0%
5.4%
 
福岡銀行
 
山口銀行
 
親和銀行
 
もみじ銀行
 
熊本銀行
 
北九州銀行
 
[ 2014年11月 7日 ]
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