アイコン 佐賀市清掃工場で二酸化酸素供給の「植物工場」実証実験 アコルファーム

佐賀市の清掃工場から出る二酸化炭素を回収して野菜の生産に活用する実証実験が始まった。
佐賀市清掃工場(佐賀市高木瀬町大字長瀬2369)では、ゴミを燃やす際に出る大量の二酸化炭素を回収する実験プラントを去年10月に設置している。
このプラントの隣に、回収した二酸化炭素を活用して室内で野菜を生産する実験設備が設置され、22日、オーロラリーフなどの苗を植えた。
新たな実験設備は、プレハブ建ての広さ約7平方メートルで、土の代わりに、養分を入れた水を使う水耕栽培で4種類の葉物野菜を育てる。
野菜に与える二酸化炭素の濃度を通常より高めると、成長が促進されるなどの効果があるといい、佐賀市では今年12月にかけて実験を行った後、専門家も交えた会議で、成長促進の効果やできた野菜の安全性を検証することにしている。

そして、効果や安全性が確認できれば、二酸化炭素を地元の農家に使ってもらうことや本格的な植物工場の誘致を目指す。
佐賀市では、この実験が、地球環境の保全や二酸化炭素を農業や産業に活用して地域が活性化することにつながれる可能性を述べている。
環境省の低炭素社会推進室は、清掃工場の二酸化炭素を活用するのは日本で初めて。二酸化炭素削減のための先進的な取り組みとして評価できるとしている。

なお、当実証試験の技術指導および対応は、仮設資材レンタルやアグリ事業を展開している(株)ニシケン(福岡県久留米市宮ノ陣町若松1-9)のアグリ事業部門でユニット式植物栽培や水耕栽培など行っている(株)アコルファーム(佐賀県三養基郡みやき町大字東津2293-8、電話0942-96-9272)が対応している。

地球温暖化の害である二酸化炭素の有効利用、今後が期待される。

 

[ 2014年10月22日 ]
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