アイコン とんだ顛末 台湾高速鉄道列車内爆破予告

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台湾・台北市で5日、高速鉄道の車両内に「爆弾を仕掛けた」と書かれた紙が見つかり、列車の運行を取り止めたり、警官隊が駆けつけるなどの大騒ぎになった。
しばらくして、鉄道会社が2日前に実施した訓練時に使用した紙を撤去し忘れていたものと分かった。
“爆破予告”があった編成の運行を取り止めるなどで、乗客約1000人の足が乱れた。東森新聞雲などが報じた。
通常通りの出発前の清掃作業中だった。作業員が車内の電話ボックスで「爆弾を仕掛けた」と書かれた紙を見つけた。時刻は午後0時48分ごろだった。
作業員はただちに鉄道会社と鉄道警察に報告。
この種の事態が発生した際の決められた手順通りに行動した。

警察も非常事態に驚き緊張したが、決められた手順通りに行動した。警官隊が現場に急行。
鉄道会社側は、“爆破予告”のあった1編成の運行停止を決定。別の1編成を他のホームに向わせた。
さらに、同列車への乗車開始を待っていた人々を新たに用意した車両へと誘導した。
鉄道会社職員と警察官が、“爆破予告”が置かれていた電話ボックスに到着。すぐに分かった。2日前の「爆発物が仕掛けられた場合の緊急行動」の訓練で用いた紙だった。
撤去するのを忘れていたという。清掃作業員は2日前の訓練に参加していなかったので、「ダミー」とは気づかなかった。
“爆破予告”が見つかったのは台北駅午後0時51分発、台湾南部の高雄市内にある左営駅行きの1155便列車だった。
代替として用意した列車の発車が32分遅れたので、規則にもとづいて乗客には料金の半額を払い戻した。その他の列車にも遅れが出た。計1000人の乗客の足に乱れが生じた。
以上。

お騒がせしました。
なお、台湾高速鉄道は日本の新幹線が導入されているが、軌道はもともと受注していたフランスの鉄道会社仕様となっている。フランスは受注し工事を行っていたものの、台湾政府と内容変更面で折り合いがつかず、台湾政府が煮えたぎり途中契約解除、日本の新幹線が導入された経緯がある。日本と同じく時間通りに運行されている。
 

[ 2014年12月 9日 ]
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