アイコン ウクライナ 非武装地帯設置で合意

これまで何回ともなく、停戦合意した親ロ派勢力とウクライナ軍であるが、ことごとく破られている。今回非武装地帯を設置できれば、和平へ少しでも進展するのだろうが・・・。

ドイツのシュタインマイヤー外相は21日、ウクライナ危機をめぐる4ヶ国の外相会合で、親ロ派勢力とウクライナ軍との間に境界線を設けることで一致したと述べた。
シュタインマイヤー外相は、当地で行われたフランス、ドイツ、ロシア、ウクライナの外相による協議で「目に見える進展」があり、重装備の武器を使用しない境界線を設けることで合意に達したと述べた。
 ウクライナ大統領は、露軍が9千人越境し、親ロ派勢力を支援していると発表しているが、ロシアは、ロシアの民間の義勇兵が参戦しているかもしれないが、軍隊派遣はないの一点張りである。

それにしては、親ロ派勢力の最新武器と弾薬はどこから運び込まれているのか理屈に合わない。
ウクライナ軍は、東ウクライナの要衝の空港を奪回したと先般報じられていたが、親ロ派勢力は地域のウクライナ軍に対して武器弾薬が空輸されることから、非武装地帯の設置はいつものとおり掛け声だけになる可能性が高い。
非武装地帯の線引きをどこにするかについても双方が対立するのは目に見えている。
ましてや、仕掛け人であるアメリカが当合意の会議に参加していない以上、武器弾薬が山のように運び込まれ、ロシアもまた山のように運び入れ、根本的な解決には至らない。

こうした間にも銃撃戦が繰り広げられ、一般人に多くの犠牲者が発生している。内戦・戦争は犠牲者の数で優劣が決定されるゼロサムゲーム。
 儲かるのは武器弾薬を消費してくれる武器産業だけである。

[ 2015年1月22日 ]
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