アイコン 中国一大富豪王健林氏の万達集団 米映画会社を35億ドルで買収 レジェンダリー社

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<万達集団の決算>
中国一の大富豪、王健林氏が所有する中国での不動産開発・投資大手、大連万達集団(ワンダグループ)は11日、2015年の売上高は前年比19%増の2902億元(約440億ドル)となり、目標を9%あまり上回ったと発表した。
 同社は不動産事業が減速する中、事業の多角化を進めており、映画等娯楽や金融関係が大幅に伸びた。金融関係の万達金融手段の収入は700%増の209億元に急増している。
 
不動産部門の売上高は4.4%増の1905億元だった。同社は香港市場の大連万達商業地産を参加に有している。
 2015年に保有不動産は22%増加し、ショッピングモールのワンダ・プラザ(万達広場)を26ヶ所新規開業させたほか、10件のホテルを新規オープンさせている。
(2014年でショッピングモールを全国に109ヶ所展開、5つ星ホテル69含む71のホテルを有し、映画館も全部で6600スクリーン有している)。

また、映画館・発券業務の伸びによって娯楽、レジャー部門の売上高は46%増の513億元に拡大している。

<米映画制作会社買収>
 なお、大連万達は、映画制作会社の米レジェンダリー・エンターテイメントの過半数の株を35億ドルで取得することで合意している。
 レジェンダリー社は、ジェラシックパークやバットマンシリーズの映画制作会社として知られている。
 王健林氏は記者会見で、同社が所有する中国映画制作会社とレジェンダリー社を経営統合させ、株式を公開する計画を予定していると発表した。
 万達グループは、過去の買収により世界最大の米AMCエンターテイメントHD(6ヶ国358館、5,128スクリーン)や豪のホイツ・グループ、中国の万達電影院線(ワンダ・シネマ・ライン)などを傘下にしている。

 王氏は、青島に80億ドルをかけ撮影所を開設している。オープニングにはデカブプリオも招待していた。
以上、報道などいろいろ参照
 なお、中国の大富豪順位は、株価が関係しており、王健林氏、長江実業の李嘉誠会長、アリババ集団の馬雲会長らで順位が入れ替わる。(中国株暴落で2015年末のランキングは不明)

 北海道のトマムを買収した中国企業の親会社である上海の復星集団の汪群斌社長は12月当局に拘束され、連絡が取れないまま行方不明に、5日後に拘束を解かれている。当局の取り調べは個人的な内容だったという(江沢民元国家主席は上海政治派閥)。

 王健林氏も胡錦濤前国家主席や温家宝前首相と近く、それぞれの子息に大連万達の株券が渡っていたことがすっぱ抜かれたりしており、キツネ狩りの対象になる可能性もある。ただ、キツネ狩りは単なる賄賂長者の腐敗政治家や国有企業関係者、および政敵となっている江沢民元国家主席一派に対するものであり、胡錦濤氏が習近平氏を国家主席に指名した関係もあり、対象にならないとされる。

[ 2016年1月13日 ]
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