アイコン 訪韓客200万人割れ 韓国からの訪日客数と日本からの訪韓客数

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<韓国からの訪日客数>過去最高の400万人
政府観光局(JINTO)が発表した韓国の訪日旅行者数は4,002,100 人で過去最高を記録し、初めて年計で400万人を超えた(これまでの過去最高は2014 年2,755,313人)。年間を通して毎月25万人以上の送客が継続。

5月に韓国国内で中東呼吸器症候群(MERS)の感染が確認されたことを受け、6 月の訪日客数も伸率が抑えられたが、訪日旅行プロモーションの効果もあり、その後は徐々に勢いを取り戻した。
韓国の出国者数は、年々増加傾向にあり、2015 年11 月までの累計で17,528,715 人(前年同期比19.6%)であった。なかでも訪日旅行者数の伸びは、前年比45.3%(2015 年累計)と非常に高く、韓国市場における人気ぶりが窺える。
特に、関西や九州、沖縄方面に人気があり、格安航空会社(LCC)を中心に航空路線も拡充されている。

<日本からの訪韓客数>2003年来の低さの183万人
韓国観光公社は19日、2015年に訪韓した日本人が前年比▲19・4%減の183万人だったと発表した。
日韓関係の悪化に加え、円安と中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス流行が重なり、前年比で3年連続の2桁減となった。200万人を割るのは、2003年以来。

 韓国への観光客全体もMERSの影響などで同▲6.8%減の1,323万人となり、12年ぶりに減少した。
12年から14年に倍増した中国人観光客も同▲2.3%減の598万人だった。
同公社の日本担当者は、日本人観光客の大幅減は団体客の減少が大きかったと分析している。その上で、「慰安婦問題を巡る日韓合意で日韓関係に改善機運があり、3月以降の団体旅行の見積もりが、韓国の旅行会社に多く寄せられている」と明らかにし、日本人観光客の回復を予測した。今年は、日韓両国の地方都市同士の文化交流などを取り入れた旅行商品の開発に力を入れるという。
以上、

日本から韓国への訪問客の減少は、反日・嫌韓問題も影響しているが、日本経済が調子良いとされているものの、庶民の懐は、税や社会保険料増、超円安の弊害である物価高、上がらぬ可処分所得、先行き不安などから、旅行する人も一頃よりかなり少なくなっているのが現状。
それに加え、円高で旅行価格も高くなっている(実質LCCでカバーできる)。また、嫌韓台頭でNHKでも韓流ドラマの放映をしなくなり、新鮮な韓流ドラマの聖地などへの訪問先がなくなっていることも影響している。(韓国ではいまだ日本のTVドラマなどの放映は禁止されている)

日本からの訪韓客は、中国と異なり買物目的客は少なく、観光地巡りが中心となっている。

一方、韓国からの訪日客は、以前の訪日ブームのおばさんたちより若い人中心になっている。LCCでソウルの人が釜山へ行く感覚で大阪や東京・福岡・札幌へ訪れており、若い人たち主導の増加となっている。前回の日本旅行ブームは、韓国のおばさんたちが別府温泉など九州各地の温泉地へ多く訪れていた。

0120_02.jpg

日韓相互の訪問客数の推移
日韓相互の訪問客数の推移
 
韓国から日本へ
日本から韓国へ
韓国
客数
前年比
客数
前年比
2008
2,382,397
-8.5%
2,378,102
6.4%
2009
1,586,772
-33.4%
3,053,544
28.4%
2010
2,439,816
53.8%
3,023,009
-1.0%
2011
1,658,073
-32.0%
3,289,051
8.8%
2012
2,042,775
23.2%
3,518,792
7.0%
2013
2,456,165
20.2%
2,747,750
-21.9%
2014
2,755,313
12.2%
2,280,434
-17.0%
2015
4,002,193
45.3%
1,830,000
-19.4%
・韓国からの訪日客数はJNTO、日本からの訪韓者数は韓国観光公社の資料に基づく。
 
<両国のイベント>
日韓間のイベント
2003
4月冬ソナNHK放映開始
2004
10月チャングムの誓いNHK 放映開始
日本文化第4次開放(日本TV番組は今も放映禁止)
2005
 
2006
 
2007
 
2008
4月ファン・ジニNHK放映開始
2009
 
2010
4月KARA、10月少女時代に日本デビュー
2011
3月11日、東日本大震災、原発爆発
2012
8月、李大統領竹島上陸・天皇陛下を侮辱、
12月、安倍首相誕生
2013
2月、朴大統領就任
円安誘導、慰安婦問題で対立
2014
超円安誘導
2015
12月、慰安婦問題和解

<ウォン高と円安同時進行、現在ウォン安進行中>
昨年5月をピークにウォン高は少し修正されてきているが、まだまだ観光しやすいウォン高にある。韓国からの訪日客は、このままウォン安が進めば、また、韓国経済の低迷がこれ以上深刻化しない限り、急激にウォン安になる可能性は少ない。LCCにより、手軽に行ける日本旅行というイメージが定着している。韓国世論の反日感情に疲れた若い人たち中心に買い物気分でやって来ている。韓国では若い人たちの失業率が高く、癒しの日本へ来ている客も増加しているようだ。
 
0120_03.jpg
 
<韓国からの訪日客数 3ヶ年の年月推移表>
韓国からの訪日客数 年月推移表 /JNTO資料より
 
2013
2014
2015
 
訪日客数
訪日客数
前年比
訪日客数
前年比
1月
234,456
255,517
9.0
358,093
40.1
2月
234,390
231,502
-1.2
321,600
38.9
3月
206,946
192,078
-7.2
268,200
39.6
4月
204,229
193,998
-5.0
304,600
57.0
5月
228,670
195,263
-14.6
315,400
61.5
6月
211,465
207,588
-1.8
251,500
21.2
7月
243,992
250,741
2.8
343,800
37.1
8月
215,498
251,428
16.7
391,000
55.5
9月
164,499
217,689
32.3
301,700
38.6
10月
158,273
249,577
57.7
370,800
48.6
11月
170,901
239,029
39.9
359,800
50.5
12月
182,846
270,903
48.2
415,700
53.4
年計
2,456,165
2,755,313
12.2
4,002,193
45.3
 
0120.png

[ 2016年1月20日 ]
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