アイコン 1月 首都圏 分譲マンション市場2ヶ月連続減/不動産経済研究所

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・価格だけが上昇し続ける首都圏の分譲マンション
・発売は前年同月比▲11.0%減の1,494戸、契約率58.6%と需給ともに低調。
・戸当り価格5,570万円、m2単価78.1万円、ともに8ヶ月連続上昇。

1、1月の発売は1,494戸、前年同月(1,679戸)比11.0%減、前月(6,189戸)比75.9%減。

2、1月の地域別発売戸数は東京都区部605戸(全体比40.5%)、都下240戸(同16.1%)、神奈川県304戸(同20.3%)、埼玉県218戸(同14.6%)、千葉県127戸(同8.5%)となっている。東京都のシェアは56.6%。

3、契約率58.6%、前年同月比16.3ポイントダウン、前月比では6.2ポイントダウン。
2015年12月64.8%、11月82.1%、10月68.8%。
1月の地域別契約率は、
都区部57.9%、
都下44.2%、
神奈川県70.7%、
埼玉県63.3%、
千葉県52.8%。

4、1戸当り価格は5,570万円、1m2当り単価は78.1万円。
前年同月比で戸当り1,115万円(25.0%)のアップ、m2単価は14.2万円(22.2%)アップしている。

5、1月の地域別平均価格、1m2当り分譲単価は以下のとおり。
東京都区部7,149万円、103.7万円(31.5%アップ、22.3%アップ)、
都下5,220万円、68.9万円(20.1%アップ、18.6%アップ)、
神奈川県4,856万円、68.9万円(32.6%アップ、34.0%アップ)、
埼玉県3,664万円、50.9万円(0.8%ダウン、±0%)、
千葉県3,684万円、49.2万円(10.0%アップ、13.9%アップ)。

6、即日完売物件(1物件2戸)
・イニシア板橋大山 3期(終)(板橋区、2戸、平均4,538万円、平均3倍、最高5倍)

7、1月の超高層物件(20階以上)は7物件75戸(27.2%減)、契約率32.0%(前年同月10物件103戸、契約率60.2%)。

8、1月末現在の翌月繰越販売在庫数は6,340戸で、2015年12月末現在の6,431戸に比べて91戸の減少。2015年1月末残戸数は5,564戸。

9、2016年2月の発売戸数は2,500戸の見込み(2015年2月2,598戸、2014年2月2,651戸)。
以上、

着工戸数も昨秋から減少し続けている。資材が下落しているにもかかわらず、アベノミクスの思惑通り地価が上がり分譲価格ばかりが上がっている。開発事業者では販売面積を狭くして戸当たりの分譲価格を抑える動きもある。
(ただ、ゼネコンの営業利益は急上昇している。ゼネコンは儲かっている。セメント屋も儲かっている。鉄鋼価格は国際価格があるが日本は高止まったまま)
しかし、これ以上、売れなくなったら、不動産流通活性化(不動産バブル)を狙ったアベノミクスの崩壊にもつながる。ただ、住宅ローンもマイナス金利導入でさらに下がり、購入チャンスかも? こうした流れは20東京五輪までは続くだろう。

 
首都圏の分譲マンションの着工戸数
 
2012
2013
2014
2015
 
 
 
 
対前年
 
対前年
戸数
戸数
戸数
同月比
戸数
同月比
1
5,275
5,972
7,910
32.5
6,423
-18.8
2
6,950
7,410
5,676
-23.4
7,324
29.0
3
4,853
4,746
3,507
-26.1
3,506
0.0
4
7,194
5,860
3,098
-47.1
6,986
125.5
5
6,383
8,552
3,742
-56.2
6,469
72.9
6
4,288
4,983
4,532
-9.1
7,225
59.4
7
6,576
4,517
4,697
4.0
3,580
-23.8
8
6,027
6,201
4,940
-20.3
5,593
13.2
9
5,186
6,295
6,023
-4.3
3,602
-40.2
10
5,437
3,839
7,102
85.0
3,721
-47.6
11
6,371
4,788
4,632
-3.3
5,024
8.5
12
6,004
4,884
5,087
4.2
3,627
-28.7
70,544
68,047
60,946
-10.5
63,080
3.5
 

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[ 2016年2月16日 ]

 

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