アイコン 分譲マンション全国平均価格312万円高の4618万円と過去最高値

スポンサード リンク
 

不動産経済研究所によると、全国で昨年1年間に発売された新築マンションの1戸当たりの平均価格は4618万円と、建設コストの上昇を受け、2014年より300万円以上値上がりし、昭和48年の調査開始以来最も高くなった。

全国で昨年1年間に発売された新築マンションの1戸当たりの平均価格は、首都圏のマンション価格の値上がりにより、全国平均の発売価格を押し上げ、4618万円となり、一昨年より312万円、率にして7.2%高くなった。 
これは、バブル当時の平成3年の4,488万円を上回り、昭和48年の調査開始以来最も高い水準で、資材価格や人件費の高騰で建設コストが上がったことが主な要因。

1戸当たりの平均価格を地域別にみると、
首都圏が2014年より9.1%高い5,518万円、
近畿圏が3.9%高い3,788万円、
中京圏が8.3%高い3,859万円
などとなっている。

一方、昨年、全国で発売された新築マンションの戸数は価格の上昇が買い控えにつながったことなどから、一昨年の実績を▲6.1%下回る7万8,089戸と2年連続で減少した。

不動産経済研究所は、技術者の不足などから発売価格が下がることは考えにくく、今後も高止まりか緩やかな上昇が続きそうだとしている。

私見、
建築技術者の高騰は落ち着いてきているが、建築資材は国際価格が下がっているものの、下げない鉄鋼・セメントメーカー、および、ゼネコン利益が建築コストを押し上げている。ゼネコンの営業利益の急上昇がそれを物語っている。ただ、建築主要資材メーカーやゼネコンはアベノミクス(大都市の再開発)および20東京五輪ニーズなどにより、強気に推移するものと見られる。今年は来年4月からの消費税増税の駆け込み需要も期待されている。

しかし、世界経済しだいでは、21年以降の暴落は必死だろう。

 

 全国 分譲マンション3ヶ年月別着工戸数推移/国交省編
 
2012年
2013年
2014年
2015年
 
 
 
対前年
 
対前年
 
対前年
 
戸数
戸数
同月比
戸数
同月比
戸数
同月比
1
10,167
10,067
-1.0
11,941
18.6
10,377
-13.1
2
11,254
13,043
15.9
8,674
-33.5
10,693
23.3
3
10,441
9,576
-8.3
8,290
-13.4
7,575
-8.6
4
13,734
10,718
-22.0
8,902
-16.9
11,071
24.4
5
9,688
12,893
33.1
7,307
-43.3
11,322
54.9
6
7,036
10,274
46.0
7,754
-24.5
14,173
82.8
7
9,920
10,320
4.0
9,011
-12.7
7,424
-17.6
8
10,262
10,929
6.0
10,188
-6.8
10,189
0.0
9
9,219
12,497
35.6
9,949
-20.4
7,724
-22.4
10
10,334
8,509
-17.7
10,495
23.3
8,690
-17.2
11
10,583
9,037
-14.6
9,255
2.4
8,880
-4.1
12
10,516
9,736
-7.4
8,709
-10.5
7,534
-13.5
年計
123,154
127,599
3.6%
110,475
-13.5%
115,652
4.7%
国交省編

[ 2016年2月23日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ