アイコン タイ南部で10件の爆発 イスラム過激派の犯行か

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タイは仏教国でイスラム過激派はいないという理解は大間違いだ。タイの領土は南のマレー半島へ長く伸び、バンコクから南へ約1000キロに今回爆発事件かあったバッターニ県が所在する。タイ南部にはイスラム教徒が多く住み、イスラム過激派の反政府勢力もいる。
マレー半島は、北部のタイ領土と南部のマレーシアの領土に分かれ、マレーシアはイスラム教国でもある。

タイ南部パッターニ(マレー半島東海岸)30~31日にかけ、少なくとも10件の爆発が起き、1人が死亡、数十人が負傷した。軍当局が31日明らかにした。
爆発のあったのはマレーシア国境に近く、タイでもイスラム教徒が最も多い地域の1つ。
爆発は、銀行のキャッシュディスペンサーで2回発生し、警官11人がけがをした。軍の広報担当者によると、理美容院の近くで起きた爆発では民間人1人が死亡したという。

パッターニでは、反政府活動が活発となっている。犯行声明は出ておらず、当局は反政府組織によるものとみている。

こうしたイスラム過激派に対して、タイ軍事政権は強硬な態度で臨んでおり、反政府組織の活動はより過激になるものと見られる。

タイ王国の人口は6,717万人、宗教は、仏教(南方上座部仏教)95%、イスラム教4%、キリスト教、他にヒンドゥー教、シーク教、道教などがある。

タイ南部は、記載しているとおり、イスラム系の反政府組織の活動が活発化している。
マレー半島の西海岸にあるプーケット島は世界に知られたリゾート地でもある。プーケット島は今では島ではなく陸続き、こうした反政府勢力の過激派の動向が心配される。

ただ、プーケット島は通常プーケット国際空港まで、バンコクなどを経由して直接飛行機で行くことから不安は限られる。また、危険地帯になる前に、対岸の都市クラビなどが不安定になると思われる。

昨年、タイ首都のバンコクで生じた爆弾テロ事件、タイ軍事政権が、中国習政権急接近、中国のウイグル族(イスラム教徒)の難民を中国政権から依頼され、中国側へ強制送還した。このことが、イスラム過激派世界とタイとの関係が悪化、バンコク爆弾テロ事件を引き起こしたとされている。

そうしたことから、タイ軍事政権は、より過激に南部のイスラム過激派と対峙しており、ややこしくなりつつある。
 

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[ 2016年4月 1日 ]

 

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