＜日本では・・・＞
貧困で食べ物がなくなり、生活保護申請も役人から御託を並べたてられ受けられず、そのまま死んでゆく人が、この日本にいる。
アベノミクスにより日本の貧富の差は限りなく拡大している。ＯＥＣＤの先進国２４ヶ国中、ワースト５にランクされ、その貧困率は15.3％とカウントされている。

それを裏付けるように円安で物価が上がり、勤労者世帯のエンゲル係数も増えている。
厚 生労働省が2014年7月発表した「国民生活基礎調査」でも、等価可処分所得の中央値の半分の額に当たる「貧困線」（2012年は122万円）に満たない 世帯の割合を示す「相対的貧困率」は16.1％に達している。これらの世帯で暮らす18歳未満の子どもを対象にした「子どもの貧困率」も16.3％とな り、ともに過去最悪を更新している。

昔、「貧乏人は麦飯を食え」と首相自らが言ったが、今は言葉ではなく、政策により、そのように仕向けている。
今、 日本では、最低賃金の値上げ幅を検討しているという。その攻防の金額は２０円だと。それも財界など経済界の承認が必要だと。・・・公共投資はタレ流し、円 安で大企業は挙って大儲かり、その上、法人税減税。そこまでして勤労者への報酬は上げず、消費低迷で政権は四苦八苦している。

いくら富裕層を増加 させてもその絶対数は限られる。ましてや富裕層といっても食料や衣料を５人前・１０人前必要とはしない、一人前で十分だ。ポルシェが売れ、レクサスが売 れ、土建屋用のベンツが売れ・絵画が売れる程度であり、消費全体にとって屁のツッパリにもなっていない。逆に中間層の下層化が進んでおり、消費低迷として 如実に現れている。
国は、強制的に最低賃金を１０００円以上にすべきではなかろうか。