アイコン 中国バブル崩壊の足音 北京24%、上海31%、深セン36%上昇

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0923_07.jpg中国当局は、主要都市の住宅価格上昇の勢いを抑制しようと試みているが、成果が上がっている兆候はほとんど見られず、国内経済を不安定化させる恐れのある住宅バブル懸念が再び強まっている。
政府統計に基づいてブルームバーグが算出したところ、8月の新築住宅価格は前月比1.2%上昇と、約6年ぶりの大きな値上がり。
中国国家統計局が、継続調査する主要70都市のうち、新築住宅価格が、前月比で上昇したのは64都市と、7月の51都市から増加した。
上海では、前月比4.4%上昇と記録的な伸びとなり、前年同月比では31%上昇。北京では前月比3.3%高、前年同月比では24%値上がりしている。

北京市当局はこの半年ほど、住宅の急激な値上がり抑制に取り組んできたが、そうした中での価格上昇は株式や海外不動産に代わる運用先を求める投資家の需要を抑え込むのに当局の措置がほとんど役に立っていないことを示唆している。
中央政府にとって与信を圧縮して経済成長を妨げることなく、こうした状況にどう対処するか、難しい局面となり得る。
市場関係者は、中国経済が、突然急激に落ち込むより差し迫ったリスクは、不動産市場バブルの破裂懸念とバブルそのものから生じていると分析し、投資家にとって真の問題はいつ何をきっかけにバブルがはじけるかということだと指摘している。
以上、ブルームバーグ参照

各国の中央銀行の上に立つ世界中央銀行(実質)である国際決済銀行(BIS)でさえ、2016年3月末時点での政府の負債を含む中国の未返済債務残高は拡大し続けて27兆2千億ドル(約2,747兆2000億円)に達し、対GDP比の255%に達し、このままでは3年以内に金融破たんすると警告を発している。・・・その負債の反面に不動産バブルがある。

<貿易から見る中国経済>
米経済の景気拡大も頭打ちとなっており、欧州は低迷したまま世界経済は停滞、これに連れ、貿易の停滞している。
中国海関総署が発表した2016年8月の輸出入総額は、前年同月比7.9%増の2兆2000億元(約33兆5400億円)となった(下記図のように元安が上昇させている点もある)。
8月貿易額の内訳は、輸出額が前年同期比5.9%増の1兆2700億元(約19兆3600億円)。輸入額が前年同期比10.8%増の9250億元(約14兆円)。
ただし、2016年1月~8月の輸出入総額は、2015年同期比▲1.8%減の15兆3700億元(約234兆3400億円)にとどまっている。
1月~8月輸出総額が前年同期比▲1.0%減の8兆8400億元(約134兆7800億円)。輸入総額は前年同期比▲2.9%減の6兆5300億元(約99兆5600億円)。
 
なお、2015年の輸出入総額は2014年比▲7.0%減の24兆5900億元。輸出総額が前年比▲1.8%減の14兆1400億元。輸入総額は前年比▲13.2%減の10兆4500億元であった。

(中国は、こうしたことに加え総電力消費量も前年比で減少しており、2015年の6.9%の経済成長率そのものにも疑問が投げかけられている。GDPに占める貿易の割合は40.25%/2014年)

8月の中国主要70都市の新築住宅価格指数
http://n-seikei.jp/2016/09/70.html

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[ 2016年9月23日 ]
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