アイコン 大宇造船海洋 1000人リストラへ 受注不振

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1008_05.jpg財閥解体時から韓国政府系産業銀行の管理下(トップや幹部に天下り)にありながら、粉飾決算が発覚し、2016年上半期に当期純損失▲1兆1895億ウォンを出し、経営難に直面している韓国造船大手、大宇造船海洋の関係者は5日、勤続10年以上の従業員を対象に希望退職を募集し、約1000人を削減する方針であることを明らかにしたと報道されている。

(宇造船海洋は、2013年期と14年期の2年間に2兆4333億ウォン(約2383億円)の損失を財務諸表に反映せず粉飾決算、2013年の営業損益を4409億ウォンの黒字から▲7784億ウォンの赤字に、2014年の営業損益も4711億ウォンの黒字から▲7429億ウォンの赤字にそれぞれ修正。2015年の営業損失は▲2兆9372億ウォンとなっていた。国は軍艦や潜水艦などを製造しており、国策軍事企業として潰せない、外資に売却できない、大きすぎて韓国内で購入できる造船会社がないのが現実がある。)

同社の従業員数は1万2700人で、10%近くを削減することになる。

大宇造船海洋は早ければ今週中にも希望退職募集の通知を社内で出す計画。今回は、昨年の海洋プラント部門での多額損失発生以降初めて、工場製造職(約7000人)も希望退職の対象に含まれる可能性が高いもよう。

同社では昨年10月、勤続20年以上の事務・研究職約300人が希望退職しているが、生産職は対象外だった。

大宇造船海洋は当初、昨年末に債権団から4兆2000億ウォン(約3880億円)の資金支援を受け、2020年までに新規採用の最小化などで従業員数を1万人まで増やす計画だった。
しかし、受注低迷から早期に経営改善が図れないとみられることから、結局は追加的な人員削減に踏み切る。
同社関係者は「1000億ウォン以上と予想される慰労金確保策を立て、労組と協議を行った上で、希望退職募集を行う方針」と説明しているという。
以上、

ここでも韓進海運の経営破たんが大きく影響する。韓進海運は外交路の大型船舶を141隻保有し、うち自社所有船が80隻とされる。141隻のほとんどが韓国の造船所で製造されており、これらの更新需要や新規調達船舶の受注機械を失することになる。それどころか、61隻の傭船が別の海運会社へ傭船に出され、自社所有船の多くも売却される見通しとなっており、世界での発注そのものが大幅に減少すると予想される。韓進海運の運航船は、ほとんど世界の物流を支えるコンタナ船である。


 

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[ 2016年10月 7日 ]

 

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