アイコン 清水・伊藤組土建・岩倉JV工事の音中トンネル現場で蛇紋岩盤崩落 死亡 北海道

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25日午後9時25分頃、北海道中川町琴平のトンネル工事現場で、岩盤が崩落して男性作業員1人が生き埋めになったと道警美深署に通報があった。
男性は意識不明の状態で助け出され、同町内の病院に搬送されたが、約1時間後に死亡が確認された。
 同署などによると、死亡したのは松前町月島、鎌田忠男さん(46)。現場では、中川町と音威子府村を結ぶ国道40号のバイパス(全長約19キロ)の新設工事が行われており、崩落はこの中間地点に位置する音中トンネル(全長約5キロ)で発生。
鎌田さんは作業員計8人で採掘作業をしており、中川町側から約2キロの地点で岩盤が崩落したという。同署が事故原因を調べている。
以上、報道

<清水建設・伊藤組土建・岩倉建設JV工事>
2014年9月10日、国交省北海道開発局旭川開発建設部士別道路事務所は、蛇紋岩層の掘削に難航している40号音威子府村の「音中トンネル」について、施工に当たっている清水建設・伊藤組土建・岩倉建設共同体と随意契約した。
契約額は31億2400万円で、工期は2015年12月25日まで。(2018年に延長されている)
2010年3月から施工している音中トンネルは延長4,686mで、40号音威子府バイパスに新設するトンネルでは最長。
NATM工法で進めているが、地山の一部に広がる複雑な蛇紋岩層により、手間が掛かっている。このため、トンネルの強度を高める対策として鋼製支保や覆工コンクリートを増やした内容で随意契約していた。
以上、

<蛇紋岩>
火成岩、堆積岩など種類問わず、岩石が変成作用を受けた岩石のこと。
蛇紋岩は、地質的に脆弱な地質構造線や断層構造に沿って広く分布する。含水鉱物であるため風化作用を受けやすく、もろくて崩れやすい性質がある。
そのため、蛇紋岩で形成された地域は地すべり地帯となり、土木工事の際には難工事となる。特に、蛇紋岩の地層を貫くトンネルの掘削作業には特段の配慮を要するとされている。

崩れやすい蛇紋岩のトンネル工事、細心の注意を払って工事を進めていたようだが崩れてしまった。

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[ 2017年1月26日 ]

 

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