アイコン 韓国で口蹄疫発生 韓国全域で移動禁止措置

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2010年宮崎県を震撼させた口蹄疫、約30万頭が殺処分され、一時、銘牛の種牛も脅威に晒された。

韓国政府は6日、口蹄疫対策として、午後6時から30時間、韓国全域のウシ・ブタ農場などで人と動物の移動を禁じた。
口蹄疫のため韓国全域で移動禁止命令が出るのは、今回が初めて。
農林畜産食品部(省)は6日、「全羅北道井邑市山内面の韓牛農場で飼育されている韓牛48頭のうち6頭がよだれを垂らすなど口蹄疫の症状を示し、精密検査を行った結果、口蹄疫と確定した」と発表した。
また、これに先立ち、今月5日に確定の判定が出た忠清北道報恩郡の乳牛農場の口蹄疫ウイルスを遺伝子検査した結果、2014年から16年にかけて韓国国内で発見されたウイルスとは異なるもの(O/ME-SA/lnd 2001遺伝型)と確認された。

検疫当局は「東アジアやロシアなど海外から流入した可能性が高いが、韓国国内で接種している従来のワクチンが通用するタイプ」とコメントした。
韓国政府は、口蹄疫拡大の兆しが表れていることを受け、口蹄疫危機警報を「注意」(第2段階)から「警戒」(第3段階)へ格上げするとともに、移動禁止命令を出した。
これにより、8日午前0時に命令が解除されるまで、家畜の移動が禁止されるのはもちろん、畜産関連の従事者や車両も農場・食肉解体場・飼料工場などに出入りできない。

 移動禁止命令が終了しても、忠清北道・全羅北道地域の牛・豚は、14日午前0時まで7日間は、ほかの道(どう)への搬出が禁止される。
ただし、牛肉・豚肉など食用肉は例外。

 また韓国政府は、今週中に韓国各地で飼育中の韓牛・乳牛合わせて330万頭を対象に、口蹄疫ワクチンの一斉接種を実施すると決めた。
口蹄疫と確定した忠清北道報恩の乳牛農家で、抗体の形成率が19%にすぎなかったのが接種の理由。
 牛・豚・鹿・山羊・水牛などヒヅメがある動物が感染する口蹄疫は、体温が上昇し、口や舌、ヒヅメの周りなどに水ぶくれができるのが特徴。
人には感染しないが、家畜には空気感染する上、致死率が55%に達する。

 口蹄疫は、主として口蹄疫の発生地域を旅行した農場主や外国人労働者などを介して海外から持ち込まれるケースが多い。
ワクチン接種が義務化されたにもかかわらず口蹄疫の発生が続いている原因に関して、韓国政府は「ワクチンの効果の問題というより、ワクチン接種農家の側に過失があった可能性が高い」とコメントした。

ワクチン接種の周期をきちんと守らなかったり、ワクチン保管や投薬の過程にミスがあったりしたのだろうという意味。
農食品部によると、昨年12月の時点で口蹄疫ワクチンの抗体形成率は牛が97.5%、豚が75.7%に達するが、これは標本調査の結果にすぎず、農場によって偏りが大きい。
以上、

口蹄疫感染国からのそうした偶蹄類=反芻動物の肉などの輸出は、国際獣疫事務局(OIE)が認めるまでできない。また、ワクチン投与国も感染国として扱われ、輸出できない。
韓国を旅行する日本の農家の方は特に注意が必要だ。


<感染経路と宿主・潜伏期間・ウイルスの体外生存期間>
家畜の伝染病の中では最も伝染力の強い疾病でもあり、典型的な水疱形成前からウイルスが排出される。ウイルス血症を起こすことから感染動物の全て組織、分泌物、糞便が感染源となる。例えば、精液中にもウイルスが含まれる為、交配やウイルス汚染された精液を使用すると人工授精でも感染する。牛乳には水疱形成の4日程度前からウイルスが排出される。
<潜伏期間>
潜伏期間は、動物の種類によって異なりウシは約6日、ヒツジは約9日、ブタは約10日とされているが、実際には感染時ウイルス量と関係があり、多量であれば潜伏期間は短くなる。感染した1匹の豚は1日に4億個のウイルス粒子をまき散らし、10粒子で牛を感染させることができる。
野鳥、犬、猫、ネズミは口蹄疫に感受性はなく感染しないが、ウイルスを運ぶ可能性があり、移動制限を受ける。

<体外生存期間>
病原体=ウイルスが付着した塵により空気感染もする。
飼料も感染源となり、ワラに付着した口蹄疫ウイルスは夏では4週間、冬では9週間、フスマでは20週間生存すると言われており、稲藁や麦藁に付着して入ってくる可能性も危惧されている。

水疱が破裂した際に出たウイルスや糞便中のウイルスが塵と共に風に乗るなどして陸上では65km、海上では250km以上移動することもある。
幾つかの例があるが、実際に1967年から1968年のイギリスでの感染事例では、ドーバー海峡を越えフランスから伝播した。
また、1981年にデンマークからスウェーデンへと伝播している。
ヨーロッパ以外では、1985年ヨルダンからイスラエルへの伝播例も報告されている。
アウトブレイクの引き金となる最も重大な感染ルートは肉製品によるものである。
以上、ウィキより

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[ 2017年2月 7日 ]

 

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