アイコン 米ファンド「GINZA SIX」8階部分をヒューリックから200億円超で買収

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0703_08.jpg米国の不動産投資ファンドのグリーンオーク・リアル・エステートが、今年4月開業した銀座の大型複合施設「GINZA SIX」のオフィス部分の区分所有を総合不動産のヒューリックから6月最終週に取得したことが、複数の関係者の話で明らかになった。そのうち一人の関係者によると取得額は200億円以上だという。
ヒューリックは5月8日、住友商事から区分を4月購入したと報じられていた。(ただし、当買収については何故かヒューリックも住友商事もリリースしていない)

グリーンオーク・リアル・エステートは、米モルガン・スタンレーの元幹部らが2010年に設立した不動産ファンド。対日不動産投資の実績には、都内のオフィスビルや沖縄のホテルなどがある。
ヒューリックが売却したのはオフィスフロア8階部分(13階建)の約1630坪。
「GINZA SIX」は森ビルやJ・フロントリテイリングなどが共同運営している。銀座エリア最大の商業施設であると同時に、オフィス部分や文化施設も一体となった銀座最大級の複合開発物件。
商業施設にはセリーヌやヴァレンティノなど高級ブランド店が入居し、オフィス部分には鴻池運輸や経営コンサルティングのリンクアンドモチベーションなどがオフィスを構えている。
GINZA SIXの総事業費は土地代を除き861億円。

日本銀行の異次元金融緩和を背景に、大都市圏の不動産への資金流入が続き、国交省によると、都内のオフィスビル価格指数(10年=100)は安倍政権発足時2012年の103.7から、16年には152.3まで上昇している。

国交省が発表した公示地価は、地価最高額の銀座4丁目はバブル期を3割超えて過去最高を更新した。
価格高騰で不動産投資の勢いが鈍くなっているものの、外国人投資家の購入意欲はなお根強い。
日本不動産研究所の調査では、日本の不動産投資市場が「ピークに達している」との回答は65.4%に達しており、その回答者のうち68.2%が理由として「著しく低い利回りの取引の出現」を挙げている。
一方、米総合不動産サービスのJLLは、世界情勢が不安定な中、安全資産として日本国内の商業用不動産への海外投資家の関心は高いと分析している。
海外投資家による17年第1四半期(1-3月)の投資額は前年同期比71%増の2300億円と公表した。
以上、ブルームバーグ参照
 

 

GINZA SIX(銀座松坂屋跡地等の再開発複合ビル)
所在地
東京都中央区銀座六丁目10番1号
建築主
銀座六丁目10地区市街地再開発組合
事業主体
銀座六丁目10地区市街地再開発組合
J.フロント リテイリング、森ビル、Lリアルエステート、住友商事の4社
管理運営
GINZA SIXリテールマネジメント(商業施設)、森ビル・住友商事(オフィス)
構造形式
鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
鉄筋コンクリート造、制振構造
敷地面積
9,077.49 m²
建築面積
8,840.00 m²
延床面積
147,600.00 m²
階数
地下6階、地上13階
高さ
56m
着工
2014年(平成26年)4月2日
竣工
2017年(平成29年)1月末
開館開所
2017年(平成29年)4月20日[1]
解体
松坂屋銀座店含む計17棟

 

[ 2017年7月 3日 ]
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