都議選・自民大敗!
都議選での自民大敗を報じるNHKをはじめとしたマスコミのはしゃぎっぷりには、大いに違和感があるし、気持ち悪いくらいだ。
2009年の政権交代、民主党の大勝利と自民党の大敗。あの時と今回の都民ファーストの勝利は全くの別物である。
何が何でも国政と結びつけようとする反日勢力、どうしようもないね、日本のマスコミには反吐がでます。
篠原 章さんのFBの秀逸の投稿を紹介します。
篠原 章
https://www.facebook.com/akira.shinohara1?hc_ref=NEWSFEED&fref=nf
都議選・自民大敗。
誤解してはいけないのは、都民ファーストの支持者の大半は、保守層・準保守層であるという点だ。
安倍晋三の首でも取ったかのような論調には閉口する。
「安倍批判」が小池支持を生みだしたことはたしかだが、それは日本の政治・行政の中に残る、情報隠蔽体質や上意下達的な政治倫理など「陳腐な体質」が批判されたにすぎず、これまで安倍政権が示してきた「政治的リアリズム」の手法まで否定されたわけではない。
しかも、これはあくまで地方選挙である。
「都議選は国政選挙の鑑」というが、これまでの事例はまったく参考にならない。都民ファーストの受け皿になるような国政政党が存在しないからだ。
もし、そのような政党が生まれるとしても、それは「新しい保守政党」にすぎない。
「都民ファースト」にはあまり期待していないが、今回の選挙で「古い体質の保守」は、少なくとも東京については、ほぼ一掃されるとみてよい。
国政に都民ファーストに代わる受け皿がまだない以上、都民ファーストを支持した大半の有権者である「保守層」「準保守層」は、国政レベルでは宙に浮く格好だ。
巷間言われているように、小池都知事が「未来の首相」を視野に入れているなら、小池氏は自民党と組むほかない。
自民党が「情報隠蔽体質」を改め、不良議員を排除しながらイメージ一新を図れば、小池氏と小池氏の支持者は、かんたんに自民党に取り込まれることになる。
与野党再編の可能性がない以上、「自民再編」の可否が国政レベルでの方向性を決めると言うことだ。
そのくらいのことは誰でもわかると思うが、この騒ぎは一体何なのか。
森友・加計問題は、お粗末で陳腐な政官倫理を問う問題にすぎないと思うが、あえてこれに意義があると考えるなら、「古くさい政官の体質」が問われているのであって、安倍政権や自民党固有の問題ではなく、政治・行政全体の課題である。
ちゃんと問題を峻別して語れ、といいたい。
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