アイコン 「あごだし」ブーム終焉? 魚市場価格昨年の半額以下

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「あごだし」ブームで人気を集めた平戸市のトビウオは、今年は1箱の平均の取引額が高騰した昨年の半額以下に落ち込み、漁業者から落胆の声が聞こえている。
平戸市の「あご」と呼ばれるトビウオは、だしの原料として人気を集め、昨年は13キロ入りの1箱の取引額が平均で7700円余りと高騰し、一時は1万5000円を超えた。

「だしブーム」に乗って今年新たにトビウオ漁を始める漁業者も加わり、8月末から10月まで漁が行われたが、市内の市場を運営する平戸魚市によると、1箱の平均取引額は3200円ほどと、昨年の半額以下に落ち込んだという。
これは、ブームの前の3年前の平均取引額約3600円をも下回る水準。
平戸魚市の担当者は、価格が下落した要因として、ブームで値段が高いイメージがつき、業者からの買い付けが少なかったことや、宮崎などで新たにトビウオ漁が始まるなどして、供給量が増えたことを挙げている。
平戸市漁協の関係者は「今年もトビウオの価格が上がるだろうと期待しすぎてしまった。来年もどうなるかわからない」と話しているという。
以上、報道参照

あごだしは昔から使用されており、特に博多の雑煮は焼きあごだしで、あっさり系で有名だ。ブームに火を付けたのが久原本家であろうが、元々醤油の醸造会社。味を知り尽くしており、同社の明太子は高価だが非常に人気が高い。そうした中、あごだしを開発し東京でも販売したところ、美味しいと大評判になり、TVの料理番組などが取り上げ、広がりブームとなった。
「あごだし」は昔から製造していた会社もあり、ブームに乗り、新規参入したところも多く、大ブームになったが、ブームは消え去るもの。その中でどれほど定着させることができるかが鍵だ。

久原本家は山の中に葉加瀬太郎氏と縁の深い和風レストランも経営しており、味を追求する場にもしている。同社の製品は寿命が長く、今後も同社製のあごだしの消費量は増加する。
今や「ウマミ」「ダシ」は外国人の有名料理人にも知れ渡っており、そうしたチャンネルに高品質のあごだしを拡販していくことも重要だろう。
なんでも需要と供給のバランスは必要、崩れたら、価格が上がるか下がるしかない。「あごだし」の製品は、長崎県の大きな特産品が一つ増えたと見れば喜ばしいことだろう。びわ・カステラ・あごだしと・・・。それに鹿町辺りのイリコも絶品。今後はブームを定着させるために地元発のブーム作りが必要か。

内外からの観光客も増加しており、土産にしても大きな期待が持てると思われる。

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[ 2017年11月17日 ]

 

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