中国の1~8月の上海の工業営業利益▲19.6%減 全国は▲1.7%減、
中国浙江省統計局がこのほど発表した統計では、中国の1~8月の全国工業部門企業利益(=総利益=営業利益)は、前年同期比▲1.7%減で、そのうち、上海、北京、山東省は2桁の▲=マイナス成長となった。
特に、中国最大の経済都市である上海の工業利益が2割近く鈍化したことは大きく注目された。
同省統計局のウェブサイト、「浙江統計信息網」が9月30日、「1~8月の浙江工業部門企業利益の伸び率は全国平均を上回った」と題する記事を掲載した。これによると、同期で、「全国平均の▲1.7%減を上回った」。さらに、同記事は中国東部の7省・市の工業利益がマイナス成長になったと明らかにした。
上海は▲19.6%減、
北京は▲14.4%減、
山東省は▲13.0%減
河北省は▲11.2%減、
天津は▲5.8%減、
江蘇省は▲3.5%減、
広東省は▲0.4%減
浙江省は+2.8%増
だという。
すでに、ウェブサイトは消されたという。
大票田の沿岸主要省と市、内陸部は重慶、成都など除けば大手企業は、地方政府の国営企業が多く、粉飾報告する度合いが高くなる。その結果、全国では▲1.7%減で納まっていると見られようか。それとも国営企業は別のくくりになっているのだろうか。
中国国家統計局によるとも、1月~8月の累計値で、鉱業の総利益は前年同期間日2.1%増の3,807億元。製造業の総利益は▲3.2%減で3305億減。中でも自動車は▲19.0%減。電力、熱、ガス、水生産および供給産業の総利益は11.0%増の3,311億元となったとしている。