アイコン 中国 用済みのテドロスWHO事務局長 国際調査団の入国拒否


世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は5日、新型コロナウイルスの起源解明に向けた国際調査団に対し、中国が入国を許可していないことを明らかにし、「大変失望した」と表明した。
テドロス氏が新型コロナの問題をめぐり、中国の対応を表立って批判するのは稀。

WHOは昨年12月、日本を含めた各国の専門家による調査団を今月第1週に中国に派遣すると発表していた。各団員は今月5日に中国に向けて出発し、中国内で自主隔離期間を経て、新型コロナの感染源となった湖北省武漢市に入る予定だった。

しかし、テドロス氏は同日の会見で、中国当局が調査団の入国に必要な認可を出していないことがこの日に判明したと発表した。

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WHOで緊急事態対応を統括するライアン氏によると、調査団のうち2人は既に出国したが1人は引き返すことになり、1人は経由地にとどまっている。他の団員も自国を出る前に渡航できなくなったという。

テドロス氏は、「(調査団の派遣)はWHOにとって最優先事項だ」と中国当局に訴えたと発言し、「できるだけ早期に調査が開始されることを切望している」と述べた。
これまで新型コロナの対応をめぐっては、テドロス氏が中国を擁護するかのような発言が目立っていた。
昨年、感染防止策で中国の初動の遅れを非難する声があがったが、テドロス氏は「WHOは(新型コロナの)発生を制御する中国の能力に自信を持っている」と述べていた。

テドロス氏の功罪は、中国政府の言いなりになり、人-人感染はないと発言したことだろう。武漢市では2019年12月、新型コロナウイルス、もしくは未知のウイルスとして感染拡大をSNSに投稿した医師たちは、同年12月末になると武漢市当局から病院で情報統制がしかれ、発言できなくなり、3月以降、中国政府は武漢市含め全国の新型コロナウイルスについて発信していた医師たちを全員拘束した。
中国習近平政権がテドロスWHO事務局長を用済みにしたのは、テドロス氏が9月4日までに立ち上げたWHOのワクチン共同購入構想「COVAXファシリティー」にいち早く参加しなかったことで明らかになった。中国は国際的な批判にさられたことから10月になってやっと参加を表明していた(参加国は米露を除く190ヶ国・地域)。
一帯一路覇権戦略に基づき、中国が借金の漬物国にした相手国に対して、中国製ワクチンを提供し、さらに関係を堅固なものにしようとしている中国の野望だけが見え隠れしていた。


↓エチオピア外相時代には雲の上の習近平国家主席、こんなへっぴり腰では中国政府に足元を見られるのも当然だろう。
テドロス
 

[ 2021年1月 6日 ]

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