アイコン 中国 新型コロナウイルス=武漢肺炎 隠蔽問題浮上

 

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中国の新型コロナウイルス=武漢肺炎、医師の間では11月ころからその疑いの患者が多数診察を受けるようになっていたという。しかし、その疑いを公表すれば、当局から制裁を受けるため、誰一人発表しなかったという。
(風邪は治療で改善するが、武漢肺炎は治療で治らず、だんだん高熱の症状に変わることが知られている)

中国には、中央政府と地方政府があり、実務面はほとんど地方政府に委ねられている。中央政府の指示・命令にも従わず、隠蔽するのは日常茶飯事。
それは地方政府の財政事情や地方政府の幹部たちの立身出世に影響することから嫌うことによるものでもある。
2002~03年のSARSの初期隠蔽工作を見るに及ばず、すでに1.5億頭(中国全飼育数4.5億頭)が感染死したとされるアフリカ豚コレラの感染拡大がいまだ進行中である(地方政府によっては財政難から感染を認めれば、国の命令で農家に補償しなければならず、感染豚死しても認めない地方があり、感染拡大となっている)。北朝鮮へも感染拡大し、制裁による食料不足に追い討ちをかけている。

中国の一大行事の春節、24日に控え(30日まで連休/14億人の人口で延40億人があちこち移動するという。武漢市の人口は1000万人)、中国も世界へ感染が拡大しだし、中央政府が前面に出て、武漢の空路や交通網を封鎖・処断・抑制する動きをとっている。

<隠蔽問題浮上>
中国の新種コロナウイルス感染症「武漢肺炎」が急速に拡散している中、中国政府が感染情報を縮小して発表しているという批判が相次いでいる。

22日(現地時間)、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト(SCMP)によると、香港最高の伝染病専門家である香港大学の袁国勇教授は「武漢肺炎はすでに患者の家族や医療スタッフの間で伝染する拡散段階に入っており、重症急性呼吸器症候群(SARS)のときのように、地域社会内の大規模発病が起きる段階に近づいている」と警告した。

香港大学研究陣はまた、今月1日から17日までの約半月間に武漢肺炎がすでに中国本土20都市に広がった可能性もあるとの研究結果を出した。
現在、中国政府が公式発表した確診者は400人余りだが、研究陣は武漢で1343人、その他の中国都市で116人が感染していると推算した。

これについて、中国政府が2003年SARS事態の時のように感染情報を隠しているのではないかとの疑惑が中国内外から向けられている。
当時、中国政府は発生5ヶ月が経過してから、公式に認定するなど後手対応で病気の世界的拡散を招いたという叱責を受けた。

SARS事態当時、世界保健機関(WHO)アジア地域報道官を務めたピーター・コーディングリ氏は1月21日、SNSを通じて「中国政府が武漢肺炎の拡散に対して初めからウソをついていた」とし「SARS発生時と全く同じように無謀な行動を取っている」と主張した。

当局を批判する声は中国内部からも相次いでいる。
中国官営メディア「Global Times(グローバルタイムズ)」の胡錫進編集長は21日に出した論評で、武漢地方政府の後手対応を批判して「感染専門家の鍾南山教授が武漢肺炎コロナウイルスの人間伝染事実を公開しなかったなら、武漢当局がこれを公式に認める意志があったかどうかも疑問」と突いた。
(当初、ヒト-ヒト感染はないと報告されていた)

香港大学の言論・メディア研究センターの傅景華教授は、感染が疑われる事例や外信報道に言及したSNS掲示物が削除されたという主張を提起した。

中国SNSでも当局の情報公開の遅さに不満を表わすコメントが熱い反応を得ている。22日、ブルームバーグ通信によると、医療スタッフの間で共有された伝染病発生に関連する投稿文は、微博(ウェイボー)で10億回以上の閲覧数を、当局に透明な情報公開を促す北京ニュースの社説はWeChat(微信)で10万回以上の閲覧数を記録した。

(当初、SNSでの武漢肺炎コロナウイルスについての投稿は、当局がことごとく閲覧できなくしていた)
このような大衆の不信によって、情報検閲に慣れている習近平中国国家主席がジレンマに直面したとの報道もある。

習主席が感染情報を透明に公開することと、政府に対する批判を落ち着かせるために情報を統制していることの間で綱渡りをしているというもの。
ニューヨーク・タイムズ(NYT)は「伝染病の発生で習近平主席と中国共産党の秘密主義が試されることになった」と「今回の事態が習近平のリーダーシップに対する重大な試金石になるだろう」と伝えた。
以上。

最新では、死者17人、感染者571人が報告されているが、感染者数は、一日一日、急拡大している。
感染国は中国、日本(中国籍一人、完治退院済み)、タイ(新たな感染者も)、韓国、米国、台湾、香港、マカオなどに拡散している。
武漢コロナウイルスは、未知のウイルスであり、直接効く治療法もワクチンもない。感染者の免疫力を強める治療法しかない。

 

[ 2020年1月23日 ]

 

 

 

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