今年のノーベル化学賞の受賞者に、EV用蓄電池、スマートフォンなどに広く使われ、太陽発電や風力発電などの蓄電池としても活用が進む「リチウムイオン電池」を開発した、旭化成の名誉フェローの吉野彰氏(71)ら3人が選出された。
日本人がノーベル賞を受賞するのは、アメリカ国籍を取得した人を含めて27人目、化学賞では8人目。
吉野氏の功績により旭化成は、リチウム二次電池市場のセパレータで世界№1の市場占有率を有し、今年も日本と米国でセパレータ工場の増設を行うとしている。
EV時代は確実に訪れ、グリーンエネルギーの蓄電市場は拡大が続き、その成果は今後急拡大するものと見られる。
元々、窒素、アンモニアの化学メーカー、繊維事業に展開し、化学繊維並みのやわらかさを持つコットン素材のベンベルグ(キュプラ)の開発で著名、最近では医薬品にも注力し、住宅でも鬼怒川氾濫で日本中から注目されたヘーペルハウスのメーカー。