アイコン 五洋建設 武蔵小山駅前再開発41階建 プレキャスト独自BIMツールを採用

Posted:[ 2019年12月17日 ]



五洋建設は、BIMモデルを活用して建築工事を統括管理する「五洋建設統合施工管理システム」(PiCOMS(ピーコムス):Penta-Ocean Integrated Construction Management System)の開発と現場展開を推進すると発表した。
その取り組みの初弾として、「プレキャスト工事統合施工管理システム:PiCOMS-PCa」を開発し、2019年9月より「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業施設建築物新築工事」で運用を開始した。
本システムにより超高層建物でのプレキャスト工事の進捗状況を「見える化」し、製造・取付の情報を工事関係者間でリアルタイムに共有することが可能になり、管理業務量を従来の約半分程度に減らし、業務効率を大幅に改善することができた。

同様のシステムはこれまでも各社で検討されてきたが、BIMツール操作の習熟度や専用の機器を必要とし、建設現場や製作工場の関係者全員での活用が難しい側面があった。



そこで同社では、習熟度や専用の機器を不要とし、職員や作業員がタブレット等からBIMの3次元モデルの部材を選択して取付計画や実績を入力する等、簡便に操作できるシステムを開発した。また、閲覧に関してはQRコードによりスマートフォンからも最新情報へアクセスできる。

同社はPiCOMSをプレキャスト工事だけでなく、鉄骨工事等、他工種への展開も視野に拡充を計り、より一層の施工・品質管理の向上に取り組むとしている。

【システムの特長】
・PCa製作工場との情報共有により、製造~取付までの進捗状況を統括管理
・BIMの専門知識や専用の機器が不要、簡便な操作性により工事関係者全員で活用
・工事関係者の指示・報告等の管理業務量を従来の半分程度に削減

武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業
施設建築物工事概要・
所在地:東京都品川区小山三丁目地内・
発注者:武蔵小山駅前通り地区市街地再開発組合
設計監理:株式会社アールアイエー東京支社・
施工:五洋建設株式会社
規模:延床面積 53,676.48m2・
構造:鉄筋コンクリート造、
地上41階 地下2階・
竣工:2021年3月予定

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