アイコン 武漢コロナウイルス(3) 緊急病院建設 潜伏期間中でも感染も 感染者2000人超

Posted:[ 2020年1月27日 ]



<10日で1000床の「武漢火神山病院」を完成予定で建設中>
病棟も2月3日の完成を目指して1月24日に着工した1000床の臨時病院の整地作業も進んでいる(10日間で完成させる)。さらに1000床を2月中に建設するという。
2002~03年に大流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の際、郊外に1週間で完成させた「小湯山医院」に倣ったという。(日本では、計画だけで1ヶ月、建設に2~3ヶ月、その検査で2週間、どんなに早くても4ヶ月はかかろうか。ビジネスのスピードの違いに比例している)



<すべては隠蔽から始まった>
匿名現地医師たちによると、11月から病院へ原因不明の風邪・肺炎・高熱症状の患者が押し寄せるようになり、医師の間では、新型肺炎の疑いが共有されていた。しかし、武漢市当局が病院を通じ隠蔽工作、武漢当局の内部用通知文書がネット上に露見したのが12月30日、1月7日に公式に発表され 。それでも昨年末までの感染者数は59人と発表。市内海鮮市場内の小動物を取り扱う人たちの間だけで感染が広がっているとした。1月9日に初めて死者が出たと発表した。
それでも、ヒト-ヒト感染はしないと発表したりし、その間、武漢市民の行動範囲は中国全土や海外へ及んでいた。
その結果が、現在の状況に至る原因となっている。
感染拡大スピードはSARSを大きく超えている。

<宿主はコブラ系の毒蛇か>
2002年~2003年9月に広東省を中心に感染拡大した新型のSARSコロナウイルス、中国当局が情報を開示せず、隠蔽したことから世界へ感染を拡大させた(37ヶ国、774人死亡)。
それも2003年3月になり台湾当局が新型と断定したことに始まる。
SARSコロナウイルスの特徴は感染対象動物に合わせて組織親和性があり変異することにある。コロナウイルスに対するワクチン開発が遅れているのもそこにあり、抗ウイルス薬での治療は可能だが、免疫機能が落ちるという副作用があり、感染者の状況では使えない。
現在のところ、それ以外に治療方法はなく、感染者の免疫力が鍵となっている。



 

 


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