アイコン 2019年VWグループが4年連続販売台数NO1

Posted:[ 2020年1月15日 ]



VWは14日、Audiなど傘下ブランドを含めたグループ全体の2019年の世界販売台数が前年比1.3%増の1,097万4600台と、4年連続で過去最高だったと発表した。

仏ルノー・日産自動車・三菱自動車の3社連合とトヨタ自動車は未発表で、4年連続首位を視野に入れるVWを交えた上位3位陣営による激しい争いになる。
トヨタは2019年の販売見込みを1.2%増の1072万台と発表しており、VWの実績を下回っている。

2018年はVWが1083万台で首位、日産ルノーの3社連合が1075万台で2位、トヨタが1059万台で3位だった。
(日産の落ち込みをルノーが大幅に超える販売台数ならば№1の可能性はあるが難しい)<ドイツ>
VWは欧州や南米が好調で、母国ドイツではVWグループは、ブランド別VWは3.7%増の667,518台、Audiは4.7%増の267,195台、ジュコダが5.7%増の208,171台、セアトが13.9%増の138,670台といずれも好調だった。



<フォード>
米自動車大手フォード・モーターが発表した2019年の中国での販売台数は56万7854台で、前年比26.1%減少した。通年ベースの中国販売台数が減少するのは、これで3年連続。
米トランプ政権は貿易赤字削減問題で中国を標的にした交渉に入った2017年後半から販売台数が減少に転じ、同年は前年比▲6%減、18年からは中国に対して本格的に貿易課税制裁を行い、反発した中国市民が米系車の不買に走り▲37%減と大幅な減少を記録していた。

<GM>
GMは2017年の中国での販売は3社合弁の商用車や輸入車を含め404万台と過去最高を記録していた。しかし、2018年は米中貿易戦争の煽りを受け▲9.7%減の365万台、2019年も▲15.4%減の309万台と2年間でほぼ100万台も減少した。

<現代グループ>
韓国勢の現代と起亜の現代グループの2019年の中国での販売台数は、▲2.9%減の7,193,337台だった。
中国では、2019年には2桁減の▲14.6%減の100.79万台となった(但し輸入車含まず)だった。
2016年の6.7%増の179.20万台と過去最高を記録、しか
し、2017年はTHAAD配備問題により不買運動が発生して▲36.1%減の114.46万台と落ち込み、2018年は3.1%増の118.05万台と若干回復していた。
韓国勢車両は、欧米日との品質の差、中国勢の品質改善により、コストパフォーマンスが崩れているものと見られる。また、車両価格が燃費や安全性強化により高騰しており、期待したSUVを投入しても2ヶ月で賞味期限は切れていた。
なお、それでも注目されるのは、ドイツで現代が12.7%増の129,508台、起亜が5.8%増の6万9,608台を販売していることだろう。カーデザイナーや技術陣をBMWやAudi、ランボルギーニ社(年初退社)から引っこ抜き、部門社長など重責に配置しており、その効果とドイツににじりよる韓国政府、韓流の浸透、あとは価格が安価であることによるものと見られる。
(2019年の米国でも新車攻勢車両が高く評価されており、後半販売を伸ばしている)


 

 


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