韓国では22年8月から不動産市場のPFが消化不良を起こし、今では不動産バブル崩壊に片足を突っ込んでいる。輸出も主力の半導体が水面下を続け、やっと回復してきた状態。
投機が盛んな国だが、不動産投機が萎縮し、証券も本格的な回復には至っていない。まだ、余力がある人たちは、この間の仮想通貨の高騰に飛びついたものと見られる。
インバウンドの観光客も回復し、就業者数も増加しており、内需は回復するものだが、これまでの不動産投資に伴う家計負債の増加(GDPに匹敵)、金利上昇、元利返済額の増加、そんなこんなで消費は低迷している。
なかでも中国への輸出は新コロナ事態下、中国企業は内製化を進め、韓国からの中間財の輸出が低迷、一方で、世界的なEV+PHV販売急増で、欧米勢EV用バッテリーを供給している韓国勢はその原料のレアメタルなどの材料のほとんどを中国から輸入、輸出減・輸入増とこれまでにない中韓交易関係となっている。