アイコン 韓国 総選挙で3度連続の与党(保守)大敗


韓国の保守は西側の性格だが、野党のともに民主党等は中国寄り、北朝鮮寄りの左派政権であり、日本の野党とは趣きがまったく異なる。
選挙投票行動においても韓国人の性格が反映される。
ソウル大学教授が2015年に韓国人性格を20項目の特徴にまとめている。
その性格は選挙戦の投票行動にも直結しており、内容は別にして特に強いリーダーシップを持つ者を好む。
4月10日の総選挙で大統領が与党で優位にありながら、再び大敗したのは尹錫悦大統領が検事色丸出しの素人政治であること。選挙に先立ち、選挙民を喜ばせる際立った政策も皆無だったことが挙げられる。しいて言えば半導体クラスター拡大構想だろうが、半導体で食っている人たちは限られている。

尹氏が素人と自認するならば、各ポジションに専門家で強力なスタッフに政策を委ね、遂行させるだろうが、検察関係者を重用したり、与党内で自らが勢力争いに巻き込まれるなど素人丸出しとなっていた。与党にカリスマ政治家がいないこと。与党内で育てもしない。

2020年4月の文在寅政権当時の総選挙では、大統領選挙での文氏の公約だった「公共事業の抑制」を金繰り捨て、2019年に全土での公共事業を策定、それも採算性から過去保守政権で否決された案件まで復活させ決定して、(2020年4月の)総選挙に挑み、大勝利を収めた。

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韓国総選挙 一院制 300議席

2020年4月10日投開票

 

 

全数

与党

野党

その他

小選挙区

254

90

161

3

比例

46

19

13

14

合計

 

 

 

 

野党勢力

ともに民主党

161

53.7%

 

ともに民主連合

13

4.3%

 

祖国革新党

12

4.0%

 

改革新党

3

1.0%

 

新しい未来

1

0.3%

 

進歩党

1

0.3%

 

合計

191

63.7%

 

 野党の勝利の要因は、

①ポピュリストの李在明党首の圧倒的パフォーマンスに国民がひきつけられたもの。

②今や伏魔殿となった大統領府と尹錫悦大統領に対する批判票が野党に結集したこと。

③映画「破墓」の大ヒット、

「破墓」は文政権時代に日本統治批判として取り上げられ、日本タタキの一貫として、当時の日本協力者が国立墓地に葬られている場合、墓の遺骨を掘り返し、遺骨を移送または廃棄させることで大きく取り上げられた。日本の協力者といっても証拠もなくレッテルを貼られ破募された。

破墓はそうした韓国人の執拗なアイデンティティを髣髴とさせる映画で1000万人を突破する大ヒット、2月22日から上映が開始され、3月下旬に1000万人を突破する大ヒットとなり、現在も放映が続いている。当然、野党、ともに民主党有利に作用した。

選挙も戦いも一緒、孫子の兵法が生きてくる。

 


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現代韓国人の20の国民性格

(著者:李符永・ソウル大学教授)2015年発刊

1

依頼心が強い

2

すべきことをせず他人に期待し裏切られると恨んだり非難する

3

相手も自分と同じ考えだと思い「違う」と分かると裏切られたと思う

4

せっかちで待つことを知らず「今すぐ」とか「今日中」とよく言う

5

すぐ目に見える成果をあげようとし効果が出ないと我慢せず別の事をやる

6

計画性がない

7

自分の主張ばかりで他人の事情を考えない

8

見栄っ張りで虚栄心が強い

9

大きなもの・派手なものを好む

10

物事を誇張する

11

約束を守らない

12

自分の言葉に責任をもたない

13

何でも出来るという自信を誇示するが出来なくても何とも思わない

14

物事は適当で声だけ大きくウヤムヤにする

15

綿密さがなく正確性に欠ける

16

物事を徹底してやろうとしない

17

「見てくれ」に神経を使う

18

「世界最高」とか「ブランド」に弱い

19

文書よりも言葉を信じる

20

原理・原則より人情を重んじ全てを情に訴えようとする

[ 2024年4月12日 ]

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