アイコン 甘味料価格談合(カルテル)で公取委立入検査/日本食品化工・加藤化学・日本コーンスターチ・群栄化学、林原、王子コーンスターチなど13社 

菓子などに使われる甘味料の「水あめ」や「ブドウ糖」「コーンスターチ」などの販売にあたり、製造元の食品加工会社13社が、価格談合で販売価格を不法に引き上げ、公取委が15日、独占禁止法違反の疑いで13社の30数ヶ所を一斉に立入検査している。

立入検査を受けているのは、「日本食品化工」(千代田区)、「加藤化学」(愛知県美浜町)、「日本コーンスターチ」(東京都港区)、J-オイルミルズ(東京)、群栄化学工業(群馬県高崎市)J-オイルミルズ(東京)、群栄化学工業(群馬県高崎市)、林原(岡山市)、昭和産業、王子コーンスターチ、業界団体の日本スターチ・糖化工業会など13社。

13社は菓子の甘味料などに使われる「水あめ」や「ブドウ糖」、これらの原料となる「コーンスターチ」(でんぷん)の販売価格を不正に引き上げるカルテルを結んでいた疑いがあるという。

各社はコーンスターチの原料のとうもろこしの価格が上がった際、担当者が話し合って値上げ幅を決めるなどしていた疑いがもたれている。

公取委は、1月にも13社のうち10社が、異性化糖(甘味料)の販売価格についてもカルテルを結んでいた疑いで立入検査を受けており、甘味料・人工甘味料の業界自体が談合体質の漬物になっているようだ。
 

[ 2012年5月15日 ]
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