ルネサス／再度リストラ５４００人募集へ 2015年度までに
経営再建中の半導体大手ルネサスエレクトロニクスは２１日、２０１６年３月末までに、国内で約５４００人を追加削減する方針を固めた。
２０１３年１０月時点で約２万８５００人を数えるグループ従業員の約２割に当たる。早期退職を実施して採算を改善し、再建を加速する。労働組合に提示しているが、労組は反発しており、曲折も予想される。
ルネサスは２０１６年度に営業利益率１０％以上達成する目標を掲げている。ただ、競争激化で売上高が伸びないことに備え、固定費を減らしていく考えだ。
４月１日付で「人財流動化支援グループ」（仮称）を設置。転職を促す新たな退職勧奨制度も導入する。
同社衰退の軌跡は、電気製品・電子製品の日の丸部隊がサムスン・ＬＧ等の韓国勢に負け続けてきた歴史を辿っている。今では、中国勢も世界市場に攻め込んでいる。
パソコン市場は、スマホ・タブレットの台頭で縮小しており、パソコンメーカーとスマホ・タブレットと生産メーカーの棲み分けがあり、スマホ・ダブレット向けは忙しいものの、パソコン向けは沈没している。
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ルネサス 従業員推移
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従業員数／人
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2011年3月末
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46,630
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2012年3月末
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42,800
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2013年3月末
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33,840
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2013年10月末（約）
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28,500
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今回のリストラ
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-5,400
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2016年3月末
（仮）リストラ後 （約）
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23,100
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・退職等の自然減考慮せず。
[ 2014年1月22日 ]
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