アイコン 高級外車購入に見る韓国経済の好景気 貧富差拡大か

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韓国経済は、円安だからだ、中国経済が低迷だ、内需は行き詰まり不振だ不振だと大騒ぎしているが、車の販売状況を見る限り韓国の経済力は内需も含め底堅いといえる。

韓国は若者の男性の髪型に見られるように右へ習いの国民性を持っており、不振の実態は、大騒ぎするのが大好きな国民性にあるような高級外車販売台数の推移となっている。それもマスコミ・メディアが煽動しているのが実態だが・・・。

日本と韓国の人口は、日本が2.54倍多い、しかし、外車の販売台数は日本が韓国の20.7%増でしかない。当然、外車より韓国製が安く、さらに安い中国製が外車として韓国で売れているわけではない。
それも、外車販売台数は、2013年は19.6%増、14年は25.5%増、15年は上半期までだが27.1%増と大幅に伸びている。当然、これは所得増や内需が堅調に推移している証になる。韓国の新聞社は反日以外書く記事が少ないのか、朴大統領批判となる経済不振を大騒動している。しかしその割には景気の実態は良いようだ。当然、数値は減少してきているがプラス成長を続けている。

ただ、若者(15~29歳・・・学生別)の失業率が10%を超え、就職あきらめ組やニートなどを含めれば20%を超えるとされる韓国にあり、高齢者の就業者率も日本と比べ大きく、貧富の格差拡大が続いているものと見られ、高級外車の購入増は富裕層が急拡大している可能性がある。

輸出主体の韓国経済のGDPは、
2014年は、1~3月期は1.1%、4~6月期は4月16日セウォル号沈没事故が発生し0.5%、7~9月期が0.8%、10~12月期が0.3%となり、年間では3.32%となった。
2015年は、1~3月期が0.8%、4~6月期は5月20日に発生したMERSウイルス感染、その後の感染拡大が影響して0.3%増で推移している。
今年はすでに下方修正を重ね、最新では年2.8%とされる。それでもプラスで推移しているところに日本とは異なる。輸出の1/4を占める中国経済低迷、サムスンスマホの低迷、現代自動車の販売不振などによるとされるが、韓国全体ではプラスに推移している。
高級外車購入増からして、こうした数値そのものが被害妄想数値に書き換えられているのだろうか。

一方、日本ではアベノミクスにより証券バブルでは投資家が潤い、超円安により大企業の業績は大幅に改善し、全国津々浦々に行われている公共投資は大幅に増加して、土建業者の経営者たちが潤っている。
しかし、一般庶民の大半は、アベノミクス下、消費税や諸税の増税、公共サービスの低下による費用増に見舞われ、超円安では食品価格の高騰、価格据え置きのロッテガーナチョコレートの薄さは極限に近づいている。

勤労者の実質可処分所得は減じるばかり、そうした中、アベノミクスにより潤った人たち=投資家や大企業関係者、土建屋などに大幅に増加、その結果、高級外車の販売台数が以前から比べ大幅に増加している。ただ、今年上半期の外車の売上台数は、韓国と異なり伸びていない(6月までの上半期では0.4%増。ただ、5月は12.4%増、6月は19.2%増とここ2月2桁増となっている)。
アメリカ盲従主義政策では貧富の差が拡大するのは必然、アメリカとの最大の違いである少子化・人口減が進行する日本にとって、擦り減らす政策が続いている。

韓国の主要外車販売状況
 
2015年上半期
2014
2013
 
台 数
前年比
台 数
前年比
台 数
前年比
BMW
24,206
19.4%
40,174
21.5%
33,066
17.5%
Benz
22,923
37.7%
35,213
42.1%
24,780
21.5%
VW
18,635
21.3%
30,719
19.8%
25,649
39.4%
Audi
14,559
7.6%
27,647
37.9%
20,044
32.5%
Porsche
2,120
73.9%
2,568
25.8%
2,041
34.6%
合計
119,832
27.1%
196,359
25.5%
156,497
19.6%
 
日本の主要外車販売状況
 
2015年上半期
2014
2013
 
台 数
前年比
台 数
前年比
台 数
前年比
Benz
32,680
19.1%
60,839
13.2%
53,731
28.2%
VW
29,666
-16.5%
67,438
0.2%
67,282
19.7%
BMW
22,674
0.9%
45,645
-0.9%
46,037
12.0%
Audi
15,747
-1.8%
31,413
9.5%
28,676
18.7%
Porsche
3,181
30.7%
5,385
10.6%
4,869
4.5%
合計※
144,691
0.4%
335,960
-2.9%
346,133
9.5%
※上半期の合計数値は自販連外車販売数でバストラック含む。輸入台数は▲1.0%減の167,197台となっている(マークラインズ)。
両国の外車販売台数の数値については自販連とマークラインズの発表数値参照
VWは高級外車のカテゴリーには入らないが、販売台数が多いため掲載。
 
日韓の人口
日本
1億27百万人
韓国
50百万人
日本が2.54倍
 
GDP(名目)の一人当たり/USドルベース
2010
2011
2012
2013
2014
2015
韓国
22,151
24,156
24,454
25,975
28,101
28,338
 
20.8%
9.0%
1.2%
6.2%
8.2%
0.8%
日本
42,917
46,175
46,661
38,633
36,332
33,223
 
9.1%
7.6%
1.1%
-17.2%
-6.0%
-8.6%
2015年はIMFの4月の予想値、アベノミクスの超円安政策により急低下。77円⇒123円=59.7%円安
 
購買力平価によるGDP 日韓推移 10億USドル 
2010
2011
2012
2013
2014
韓国
1,474
1,559
1,624
1,697
1,779
 伸率
7.8%
5.8%
4.1%
4.5%
4.8%
日本
4,317
4,386
4,543
4,685
4,751
 伸率
5.9%
1.6%
3.6%
3.1%
1.4%
購買力平価は「為替レートは2国間の物価上昇率の比で決定する」という観点により、インフレ格差から物価を均衡させる為替相場を算出。各国の物価水準の差を修正し、より実質的な比較ができるとされている。
 
GDP(名目)/ウォン・円ベース
2010
2011
2012
2013
2014
2015
韓国
126,530
133,268
137,745
142,829
149,158
153,782
伸率
9.9%
5.3%
3.4%
3.7%
4.4%
3.1%
日本
48,238
47,131
47,511
48,012
48,788
50,073
伸率
2.4%
-2.3%
0.8%
1.1%
1.6%
2.6%
・2015年はIMFの5月の予想/単位:韓国は百億ウォン、日本は百億円                             2015年7月26日現在の為替レートは1ウォン/0.1056円
 
<ビッグマック1個を各国いくらで食しているのか>
2015年 ビッグマック指数  高い順
 
円換算値
ドル換算価格
現地通貨価格
1
スイス
845.48
6.82
6.50
2
ノルウェー
700.15
5.65
46.00
3
スウェーデン
635.48
5.13
43.70
4
デンマーク
629.41
5.08
34.59
5
アメリカ
593.65
4.79
4.79
6
イスラエル
574.02
4.63
17.50
7
カナダ
562.16
4.54
5.85
8
イギリス
559.25
4.51
2.89
9
ブラジル
530.75
4.28
13.50
10
ウルグアイ
512.15
4.13
113.00
11
ユーロエリア
502.42
4.05
3.70
12
コスタリカ
499.64
4.03
2,150.00
13
オーストラリア
486.11
3.92
5.30
14
ニュージーランド
484.54
3.91
5.90
15
トルコ
480.15
3.87
10.25
16
韓国
466.04
3.76
4,300.00
17
フィリピン
446.81
3.61
163.00
18
中東UAE
438.65
3.54
13.00
19
パキスタン
426.52
3.44
350.00
20
シンガポール
426.30
3.44
4.70
21
チリ
405.11
3.27
2,100.00
22
サウジアラビア
396.53
3.20
12.00
23
ハンガリー
394.31
3.18
900.00
24
タイ
392.67
3.17
108.00
25
ペルー
389.30
3.14
10.00
26
メキシコ
385.83
3.11
49.00
27
アルゼンチン
379.88
3.07
28.00
28
日本
370.00
2.99
370.00
29
コロンビア
361.43
2.92
7,900.00
30
チェコ
351.20
2.83
70.00
31
ベトナム
340.95
2.75
60,000.00
32
中国
339.32
2.74
17.00
現行為替レート(7/26)は、対ドルウォンは1169.35ウォン、対ドル円は123.79円。
当指数で見る限り、対ドルウォンは897.70ウォン、対ドル円は77.24円となり、ともに本場アメリカよりかなり安く食している。
[ 2015年7月27日 ]
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