アイコン 「殺虫剤ネオニコチコイド」はリンゴの品質を低下させる 蓄積すれば危険かも

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英国の研究グループは、1990年代に開発された新型殺虫剤ネオニコチコイドを投与されたマルハナバチが、花粉の媒介を担ったリンゴの品質は低下することがわかったと科学誌ネイチャーで発表した。
マルハナバチはミツバチより少し大きなハチ(ミツバチ亜科)で、ミツバチのように群れを作る社会性昆虫。世界中に分布しているが、特に欧州に多いとされる。

ネ オニコチコイドを含む砂糖水を与えたマルハナバチは、与えなかった同ハチより、リンゴの花を訪れる回数が少ないことが判明、また、ネオニコチコイドを含む 砂糖水与えたマルハナバチで受粉したリンゴの果実は、品質評価方法も一つとされる種の数が少ないこともわかったと報告している。
こうしたことから、ネオニコチコイドは、マルハナバチにも、リンゴの実にも何らかの影響を及ぼしていると説明している。
なお、欧州では、ミツバチ同様、マルハナバチは果樹の受粉用等に広く利用されているという。

ネオニコチノイド系殺虫剤は、ニコチンの構造を参考にして開発された殺虫剤。神経シナプスにあるニコチン性アセチルコリン受容体に結びついて神経に刺激を与える殺虫剤。

 
<ネオニコチノイド系の農薬>
1、アセタミプリド系:薬剤名:モスピラン、マツグリーン、イールダー、アリベル
2、イミダクロプリド系:薬剤名:アドマイヤー、メリット、アースガーデン、ハチクサン、アドバンテージ
3、クロチアニジン系:薬剤名:ダントツ、フルスウィング、モリエートSC、タケロック
4、ジノテフラン系:薬剤名:スタークル、ミケブロック、アルバリン
5、チアクロプリド系:薬剤名:バリアード、エコワン
6、チアメトキサム系:薬剤名:アクタラ、アトラック
7、ニテンピラム系:薬剤名:ベストガード
大手製薬会社や農薬メーカーのほとんどが取り扱っている。

結果、マルハナバチでもミツバチでもネオニコチノイド系農薬=殺虫剤は、何らか影響を与え、その影響は果実にも及んでいるということ。果実を食するヒトであり、ヒトも何らか影響を受けるとしているようだ。

日本でも調べている個人のヒトがいる。
http://kbansei.jugem.jp/?eid=736

[ 2015年11月19日 ]
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