アイコン 佐賀有田で「H5型」の鳥インフルエンザ感染確認・7万5千羽処分

高病原性「H5型」鳥インフルエンザウイルスによる養鶏の感染は、宮崎延岡市、宮崎市、山口長門市、岡山笠岡市ですでに発生している。

佐賀県有田町の養鶏場で鶏が死んでいるのが見つかり、佐賀県が詳しい検査を行った結果、高病原性「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出された。
これを受けて、佐賀県は、この農家の鶏、約7万3000羽の処分を始めた。

佐賀県有田町の養鶏場で、今月15日から17日にかけて19羽の鶏が死んでいるのが見つかり、県が詳しい遺伝子検査を行ったところ、18日未明に10羽中7羽から「H5型」の鳥インフルエンザウイルスが検出された。
これを受け佐賀県は、この養鶏場と、同じ農家が経営する町内の養鶏場の鶏、合計7万3000羽の処分を進めている。

佐賀県は、この養鶏場から半径3キロ以内にある養鶏場13ヶ所に対して、鶏や卵などの移動を禁止するとともに、半径3キロから10キロ以内にある養鶏場19ヶ所に対しても地域外への移動を禁止する措置を取った。
さらに、半径10キロ以内とその周辺に、畜産関係の車両向けに8ヶ所、一般車両向けに6ヶ所の合計14ヶ所の消毒ポイントを設置して通行する車の消毒を行い、感染の拡大を防ぐことにしている。
以上、報道

韓国では、11月までに鳥インフルエンザにより1446万羽が処分されており、12月下旬には、ソウル近郊で販売されている鶏肉からも検出され、加工場の市場の鶏肉が大量処分された。
1月5日には口蹄疫感染も確認され、当局は17日午前6時から36時間、養鶏畜産業者の移動を禁ずる命令を下した。

ウイルスは渡り鳥が伝染させており、どこに飛来するか分からず、養鶏場を完全防備するしかない。
ヒトへの感染は確認されていないが、過去、中国や東南アジアで散発的に発生している。感染後発病した場合の致死率は60%と非常に高く、治療薬はあるものの絶対的なものではない。
なお、治療薬には、オセルタミビル<タミフル>、ザナミビル<リレンザ>、アマンタジン<シンメトレル>や先般、エボラウイルスでも効能があるとされる富士フイルム(傘下の富山化学工業製)の「アビガン」がある。しかし、アビガンについては流行した場合に限定しての使用許可となっている。
  鳥インエンザウイルスの脅威は、養鶏だけの問題ではなく、ヒトへ感染・発病した場合の致死率が高く、今だ対策薬が確立していないところが大きい。実際、感染拡大すれば、エボラ出血熱並みの脅威となる。

[ 2015年1月19日 ]
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