アイコン 東京ど真ん中 新築も中古もマンションは値下がり

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不動産調査会社の東京カンテイ(東京都品川)が24日まとめた価格情報によると、2月の東京23区の販売希望価格(70平方メートル換算)は、前月と同水準の5162万円だった。1月まで19ヶ月連続で上昇が続いていた。
市場では「全般に頭打ち感が出ている」との見方が広がっているという。
販売希望価格は、都心ほど上昇力がなくなってきている。

都心6区(千代田、中央、港、新宿、渋谷、文京)の2月の価格は7,111万円と前月比▲0.4%下がった。2ヶ月連続の値下がりだった。
23区は横ばい、首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)全体では0.6%値上がりして3,358万円だった。

中古マンション市場では、これまでの価格上昇を好機と見た保有者が、物件を高値で売り出すケースが増えている。買い手から見ると逆に割高感が強く、売り手と買い手の希望価格の差が広がっているという。

結果、在庫も高水準。
東日本不動産流通機構によると、首都圏の2月の在庫件数は4万1555件と前年同月比で22%も増えている。2ケタ増は6ヶ月連続。

近畿圏(大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県、和歌山県)の中古マンションの平均価格は、前月比1.1%高い1,982万円だった。中部圏も上昇傾向が続いている。

<新築も売れず>
不動産研究所によると、2月の新築マンション価格は5,773万円、m2単価83.5万円で㎡単価は9ヶ月連続して上昇している。
東京都区部のマンションの平均分譲価格は6,248万円、㎡当たり93.9万円(対前年同月比で価格▲8.8%ダウン、単価▲6.0%ダウン)だったが、都下ではまだ値上がりが続き平均価格が6,592万円、単価が92.1万円(価格は57.4%アップ、㎡単価は48.1%アップ)、
消費不況、上がらない勤労者所得、共稼ぎしたくとも子は保育所に入れず、妻がパートでは買えないマンション価格に上がり過ぎ、売れなくなっている。
 アベノミクスで超低利になったが、政策も売れなくては経済効果も吹っ飛んでしまう。子育て世代の奥さんたちの足である軽自動車に至っては全国で売れていない。

 

首都圏 新築マンションの販売状況

 

前年同月比

販売戸数

16/2

-13.9%

2,237

16/1

-11.0%

1,494

15/12

-34.1%

6,189

15/11

4.8%

3,496

15/10

-6.5%

2,921

15/9

-27.2%

2,430

 

<東京都の分譲マンションの新築着工戸数推移>

着工から竣工までの期間は1年~2年

東京都  分譲マンション着工戸数/ 前年同月比

 

2013

2014年

2015年

2016

戸数

戸数

前年比

戸数

前年比

戸数

前年比

1

3,759

5,643

50.1

3,932

-30.3

2,968

-24.5

2

4,182

2,639

-36.9

5,168

95.8

 

 

3

3,622

2,502

-30.9

2,527

1.0

 

 

4

3,607

1,894

-47.5

4,285

126.2

 

 

5

4,323

3,266

-24.5

3,910

19.7

 

 

6

2,883

2,827

-1.9

5,041

78.3

 

 

7

2,762

2,544

-7.9

2,543

0

 

 

8

4,274

3,577

-16.3

3,571

-0.2

 

 

9

4,109

4,050

-1.4

2,470

-39.0

 

 

10

2,488

4,870

95.7

2,629

-46.0

 

 

11

2,827

2,803

-0.8

2,293

-18.2

 

 

12

3,159

3,029

-4.1

2,677

-11.6

 

 

41,995

39,644

-5.6

41,046

3.5%

 

 

 

[ 2016年3月24日 ]
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