アイコン 博多陥没・改修後の現場と今後 立坑内に地下水

スポンサード リンク
 

福岡市の幹線道路である博多駅前通り(幅員30メートル)が11月8日早朝に陥没、15日早朝には完全復旧したが、その陥没原因となった地下鉄工事の現場は、完全に水没した状態となっている。
7千立方メートルとされる陥没容積、その容積分の土砂を含む地下水が、地下約25メートルで行われていたトンネル工事現場に一瞬のうちに吸い込まれてしまった(その後も地下水がプラスされているものと見られる)。

工事現場へ出入りする立坑(直径14メートル、深さ約25メートル)は、現場から50メートル離れた西日本シティ銀行の裏側にある明治公園内にあるが、そこから地下トンネルの連絡坑が約140メートルあり、トンネル掘削現場に至る。

すでに地下鉄トンネル工事の全長198メートルのナトム工法区間のうち、博多駅側は直径約10メートルの上半分のトンネル工事が済み、天神側(西側)の別会社の工事との連結部分へ掘り進められていた。
現在、掘削済み地下鉄トンネル内(埋め戻し分▲30m)およびナトム連絡道の中に土砂を含む地下水が埋まっている。

工事再開には、国交省の検証結果と今後の対策待ちになる。

その後、連絡道、掘削済みトンネル内の水抜き、大量の土砂除去が必要となる。掘削重機など工事用機械は全部水没している。
再開に当たっては、地下水などの除去により、地下のパワーバランスが再度崩れ、隣接場所が陥没する恐れもあり、かなり難しいものになりそうだ。

8日早朝陥没⇒15日回復後

1121_06.jpg
 
1121_07.jpg

地下水脈を立杭から140メートル伸びる連絡杭トンネルが遮断し、地下水脈が陥没地帯側に集中し、地下水分がパンパンとなり、工事による何らかの衝撃により、一機にトンネル内に流れ込み、陥没したものとも見られるが・・・。
参考
4回目の七隈線陥没 福岡地下鉄工事 博多湾の潮との関係 立坑の位置 危うい前提条件

1121_08.jpg
 

[ 2016年11月21日 ]
スポンサード リンク
 

 

コメントをどうぞ

関連記事

  • この記事を見た人は以下も見ています
  •  
  • 同じカテゴリーの記事です。
  •   
スポンサード リンク
 


PICK UP


PICK UP - 倒産

↑トップへ