アイコン 22日朝のJR九州の架線事故大混 工事ミスで均圧線設置せず

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今月11日に続いて、再び通勤・通学ラッシュを直撃した22日のJR鹿児島本線の架線損傷事故。6万5千人が足止めされたトラブルの原因は、部品の取り付け忘れという初歩的な工事ミスだった。識者は「安全管理に緩みがあるのではないか」と指摘している。

 突然の衝撃音で緊急停車した特急ソニック。車体上部は金属部品が割れ、鉄板の一部がめくれ上がった。焦げたような跡もあった。

 電車は、車体上部のパンタグラフを「トロリ線」という架線に接触させて電力を得る。トロリ線は「ちょう架線」からワイヤでつり下げられており、両線などを「均圧線」という導線で結んで電圧を調整し、電流を流す仕組みになっている。

 JR九州によると、断線したちょう架線は今月1日に仮設されたが、均圧線の設置を失念していたという。このため、ちょう架線と電柱の部品とが接触して電流が流れ続けて発熱、断線したという。
江副孝博取締役は、工事を請け負った関連会社のミスだったことを明らかにした上で「あらためて(安全運行に向けて)意識を高めていく」と強調した。

11日の事故は、福岡県筑紫野市の鹿児島本線で発生。何らかの原因で架線の一部が破断し、通過した列車のパンタグラフが次々に損傷。これらの通過した列車により長崎本線などの架線も破損した。

鉄道事故に詳しい関西大の安部誠治教授(交通政策論)は「鉄道の安全は経験に基づく技術が支えている。外注工事頼りで経験不足の本社社員が増えた結果、安全管理能力が低下しているのではないか」と指摘している。
以上、西日本新聞参照

JR九州は、ななつ星に浮かれ利益至上主義に陥っており、無人駅の急増、切捨て御免号ばかり走らせている。鉄道技術者減らし、技術者不足から下請けの架線工事のチェック係りも減少、安全運行も怪しくなってくるのは当然だろう。

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[ 2016年11月24日 ]

 

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