アイコン 韓国 中国からの観光旅行者の伸び率急速に鈍化

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韓国では、2016年1年間に訪れた外人観光客は1700万人超で過去最高となった。
中国政府が米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備の「報復」として韓国旅行を制限する動きを見せており、韓国政府が今年立てた外国人観光客の誘致目標1800万人の達成を危ぶむ声も上がっている。

中国当局は、昨年11月には一部地域の旅行代理店に対し、今年4月までに韓国を訪問する中国人観光客を前年比20%減らすとの指針を伝達し、一部の大手旅行代理店には団体観光の集客を前年水準以下にとどめるよう指示したとも伝えられている。

 韓国の2017年の外国人観光客誘致目標(1800万人)のうち、中国人観光客の目標は830万人としている。
中国人観光客は、昨年夏までは増加を続け、7月には91万7519人を記録した。しかし8月から4ヶ月連続で減少し、11月には51万6,956人まで減少した。
中国人観光客の増加率は、前年比で昨年7月は前年同月比258.9%だったが、8月は70.2%、9月は22.8%、10月は4.7%、11月は1.8%と急速に落ち込んでいる。

 免税店や百貨店の売り上げも停滞している。
 ロッテ免税店では、中国人による売り上げ増加率が昨年9月の前年比約50%から最近は30%台に下がっている。
新羅免税店では、昨年9月以降、前年比20%台と鈍化傾向にある。
新しく認可を受けオープンした免税店は、さらに中国人観光客の誘致に苦心している状況。

旅行業界の関係者は「1月に入り、韓国を訪れる中国人観光客の数が減少している」とし、「パッケージ旅行の観光客数が半減した」と伝えた。
以上、韓国紙参照

中国は、1・2月の韓国行きのチャーター便を不許可にしている。
このチャーター便のツアーは、別名ボッタリツアー。飛行機代だけで2~3泊の韓国旅行が楽しめるというもの。
しかし、韓国では、①旅行代理店の経費と利益、②韓国の旅行代理店が扱わせてもらうために中国側旅行代理店に1人当たり支払う経費、③ホテル代や④交通費、⑤外注の専門ボッタクリ引率者の利益を捻出するためには、ボッタクリの食事代やボッタクリの買い物での高額バックマージンにより調達している。
そんなこんなで、ボッタクリ、ボッタクラレ旅行となっている。
そうした客は大金を使用しており、お客が来なくなった場合、韓国のボッタクリ旅行関係のホテルやバスなどの交通機関、レストラン、ショッピングセンター、免税店などが大きな影響を受けることになる。
このボッタリ旅行は、被害者も多く、中国政府が3年前に一度、禁止させたことがあったが、実態は禁止されてなかったようだ。
チャーター便のほか、LCC定期便でもこうしたボッタクリのツアーは行われている。

なお、昨年7月に258.9%増と大幅な増加率になっているが、前年の2015年5月下旬~9月までは韓国内でのMERSの感染拡大で観光客が激減しており、2016年はその反動の数値となっている。こうしたことを書かず、大騒ぎするのが韓国特有の文化なのだろう。
また、一定まで急速に増加しても、ある程度の数値になったら、その伸び率は鈍化するのが当然だ。

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[ 2017年1月19日 ]

 

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