アイコン 日奈久断層帯 数千年周期で活動/産総研 まだ活動の余地ありか

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熊本地震を引き起こした断層帯の一つ「日奈久断層帯」(全長約81キロ)の高野−白旗区間(約16キロ)で、地震を引き起こす活断層が、数千年周期で活動していることが9日、産業技術総合研究所(産総研)の調査で分かった。
震源に近い熊本県甲佐町白旗山出で、1月に掘削溝(トレンチ)を造り、調査していた。

日奈久断層帯は、熊本県益城町木山から八代海南部に延びる全長約81キロの活断層帯。
熊本地震を踏まえて文科省が委託した活断層調査の一環で、熊本地震で活動せず、エネルギーが蓄積された状態とみられる断層の活動周期や規模を調べている。

産総研は、地震による地割れで確認できた断層の最南端付近に位置する甲佐町白旗山出を調査地点に選び、掘削して断面に現れた地層を調べた。

その結果、主要な地層のズレを確認。約1万2千〜1万5千年の間に、数千年周期で活動を繰り返していたことが判明した。
高野−白旗区間での直近の活動は1200〜1600年前と推定されているが、周期は不明だった。
以上、西日本新聞参照

断層のズレ周期説は参考にはなるが、巨大地震が発生した場合、その影響を受ける。ましてや、地震が発生した場所は日奈久断層の北端であり、南へ80キロ伸びており、どれほどエネルギーが蓄積されているのかは現知見では調べようもない。

日本国中、ここ2~3百年の間に各地で巨大地震や津波が起きている現実がある。
福岡県西方沖地震でも、それまで震源となった警固断層は博多湾までとされていたが、地震発生により、博多湾から20~30先まであることが証明されてしまった。地表や地表近くに現れていたら別だが、地中奥深い断層は人工地震波検査などでも、まだ、分からないことだらけだ。海底ならばなおさらのことだ。
過去の震源地に頼るしかなく、地震の予知など特に難しく、地震予知学会も熊本地震後、誰も発言しなくなった。
  

 

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[ 2017年2月10日 ]

 

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