日本が世界中が中共ウイルスに混乱するのを見て「ある意味で痛快な存在だ」とツイートしたのは朝日新聞の小滝ちひろ編集委員だったが、その朝日新聞社は日本がコロナで困ってるのがよほど嬉しいようだ、感染者数を嬉々として煽っている。
きょうは、久し振りに珠玉のブログ(農と島のありんくりん)を読んで溜飲を下げてます。どうぞ~
感染「1万人突破」という虚構
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農と島のありんくりん
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移り変わる自然、移り変わる世情の中で、真実らしきものを探求する
2020年4月20日 (月)
感染「1万人突破」という虚構
顎が痛くなるほど繰り返してきましたが、この時期にいちばんやっていけないのは煽ることです。
情けないことにメディアは、煽ることこそがオレらの仕事だとばかりに必死の形相で煽り続けています。
こういう人たちをみると、この人たちは政府が感染拡大阻止に失敗してほしいみたいですね、図星でしょう。
成功すれば無視するかクサし、失敗すれば叩きまくって「政権交代」ですか(失笑)。
たとえば朝日です。
見出しからしてこうです。
「新型コロナ、国内感染者が1万人超す 拡大のペース加速」。
この見出しだけ見ると(大部分の読者は見出しだけしか見ない場合が多いんですが)、まるで政府の無策によってとどまるところなく感染が拡大し続けているような錯覚に陥ります。
「新型コロナウイルスの国内での感染者数が18日、1万人を超えた。東京都内で同日、新たに181人の感染が確認されるなどした。
「国内で初めて感染が確認されたのは1月中旬。中国・武漢市から帰国した神奈川県内の30代男性に陽性反応が出た。感染者が100人を超えたのは、1カ月以上たった2月下旬。
さらに感染者が1千人を超えたのはその1カ月後の3月下旬だった。
1千人を超えてから1万人を超えるまでは、1カ月足らずで、感染拡大のペースが加速した 」 (朝日4月18日)
https://www.asahi.com/articles/ASN4L5F9BN4LUTIL018.html?iref=comtop_8_03
朝日が1万人の大台を超えたのは、事実としてはそのとおりです。感染拡大状況を、いつもどおり「ねこおじ3」のツイッターから引用させていただきます。
●日本の感染者状況
累計感染数10420人
死亡者数224人
回復者1069人
現患者数9127人
感染者数というのはPCR検査で陽性と判定されているひとたちで、指定感染症として隔離入院措置を取られます。
この中には、軽症やときにはまったく症状がない人まで含まれていることは何度も書いてきました。
これはPCRの性格上、偽陽性が3割もでてしまうからです。
この数だけでかなりの数に登ります。
●国内の感染状況(4月19日正午)
国内感染者10361人
入院中9041人
人工呼吸/ICU 217 人
死亡161人
河野太郎氏ツイッター
累積していくと確かに1万人台にはなっているのですが、今それだけの数の患者がいるかといえばいないんですな、これが。
あくまでも第1例が出た1月16日から4月18日までズーっと足していったら1万人になったというだけのことで、ただ今現在国内の病院には患者が1万人もひしめいているわけじゃありません。
しかし、これを読んだ人は確実に国内の病床に1万人も患者が苦しんでいる、と勝手に想像するでしょうね。
そしてゾっとして、ああ大変なことになった感染拡大はもう止められない、なんて政府は無能なんだ、なんて考えてしまうわけです。
しかもこの「累積」感染者数がなにも実態を現していないことは、私が統計数から抜いたこの部分をみればもっとよくわかります。
●国内の軽症・無症状者・退院者数
軽中度・無症状4653 人
退院1159 人
同上
軽症・無症状4653人もいるので、退院者1159人とを合わせると、実に5812人にも登ります。なんだ半分以上じゃないですか。
つまり56%はこのようなとっくに病院にいないか、仮に病院にいても指定感染症扱いでなければ入院する必要なんかゼンゼンない人が占めているわけです。
それらの動態を全部省いて累積だけだと1万人を突破した、ということにすぎません。
つまり朝日が叫ぶ「1万人突破」は、嘘は言っていないが、都合の悪いことはみんな隠している、というフェークニュースの常套手段を使っているのです。
また桁が一つずつ上がっていく期間のことを「倍加期間」と呼び、朝日はこれを「拡大のペース加速」の証拠としたいようですが、木走氏によれば拡大の倍加期間は以下のようになります。(図も同じ)
●感染の倍加時間
①1250から2500人までに要した期間・・・7日間
②2500から5000人までに要した期間・・・7日間
③5000から1万人までに要した期間 ・・・10日間
一見して判るように感染は加速などしていません。
そしてその内実も、実は56%は病院にいる必要のない人や、既に退院した人まで入れてやっと「1万人」なのです。
どうかこのような「1万人突破」という数字に踊らされないで下さい。
注目せねばならないのは、中国以外の国は操作しようがない死亡者数という絶対数です。
●死亡者数の比較(4月18日現在上位から)
米国36922人(100万人あたり111.5人)
イタリア22745人(同376.2人)
英国14576人(同214.7人)
※日本224人(同1.8人)
安易な安心を勧める気はありませんが、現状において日本は死亡数の絶対数・単位死亡数において感染拡大を抑え込んでいると評してかまわないのです。
これはまさに命を削って治療に当たっている日本の医療陣の皆様の奮闘おおかげと、基本的に政府方針が間違っていなかったからです。
そして足を引っ張るしか能がないメディアの皆さん、少し黙っていなさい。