ステルス感染者には3種類あり、何れも感染力を有している。


1、発熱が続いている人である程度、感染の不安を抱えたままの人
2、感染していても半無自覚で、発熱しても軽症で気にしていない人
3、感染していても無発症で自覚のない人

1と2については、国の感染検査指針によるアイガー北壁の検査基準の高さと生活・差別などのいろいろな理由から、検査を受ける積極的な理由を持ちえない人が大勢と見られる。

また、若い人たちの中には、感染しても、軽症発症して1週間ほどで症状がなくなる人がほとんどでやり過ごすことを選択している人も多いと見られる。

しかし、1も2も、こうした人たちはすべて感染力を持ち、人に感染させる確率が非常に高い。
飛沫・エアロゾルによる集団感染確率も高い3蜜だけではなく、感染者が触ったスマホ・タブレット・冊子・トング・ドアノブ等至る所にウイルスをくっつけ、第3者を感染させる可能性も指摘されている。

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また、3の無発症感染者の場合は、これまで国の指針により、積極的に接触者を検査してこなかったことにより、検査を受けた感染者数の増加に比例して、無発症感染者が水面下で増加し続けていることになる(濃濃厚接触者でも感染者の中で無発症感染者は10%以上)。
このまったく自覚なき無発症感染者も感染力を有し、感染源不明の感染者を出し続けている原因にもなっている。

<LINE調査>ステルス感染者の可能性
1については、厚労省とLINEの合同調査によると、月末と1日に健康状態チェックが実施され、回答を得た2400万人を分析したところ、37.5以上の発熱が4日以上続いていると答えた人の割合が全国平均で0.11%、2万6900人余りに上っている。
もしも感染者の場合、感染させる確率が高い、特に、人と接する営業や店舗販売、飲食業の人の率は0.23%にも及び、人と接触頻度の少ない在宅の人などは0.05%に過ぎない。

それも4日以上発熱があり感染していた場合は後期発症段階であり、人に感染させもし、早期に適切な手当てを受ける必要がある。
明日の家賃や学費・生活費のこともあろうが、悪化して病院に駆け込み感染検査を受けた場合、中症・重症化率が高くなり、入院も長期化し、若い人でも命を落とす危険性すらある。
積極的に検査を受けよう。

2の人は、人に感染させている可能性が高いが、感染の自覚そのものが低く、3とともに対応できない存在となる。

3の人は、完全なステルス感染者であり、まったく自覚がないことから、全国民を一斉に感染検査をしない限り表面化しないが不可能。
ただ、そうした人も2週間程度で陰性化する。そのためには2週間以上、人と可能な限り会わないこと、それが相手も守ることにもなる。
こうしたことも欧州のように経済を度外視し、膿を出し切るべく外出禁止令を出さなければ効果は限られる。

1は、感染を意識しており、すべて感染検査を受けてもらうべきだ。そうした対策なしに緊急事態宣言をいくら行っても片手落ち、今回の宣言で2週間後・1ヶ月後に発生件数が一時的に下がっても、1ヶ月過ぎたら、再び集団感染が発生し、空念仏に終わる。また、都心は一時的に減っても地方へ広がり続け、それがまた都心に押し寄せ、収拾がつかなくなる。

厚労省の専門家会議は3月19日、何故、感染者1人につき1人未満しか感染させておらず、感染拡大はないような公表を行ったのだろうか。
これまで感染検査も、濃濃厚接触者しか感染検査を受けさせず、濃厚接触者に対しては健康観測を行わせ、無発症感染者の発掘を積極的に行わず、隔離してこなかったにもかかわらず、よく公表できるものだと感心させられる。

専門家会議は「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」において、日本全国の実効再生産数は1を下回っているとし、2月27日に政府が行った学校休校要請や時差出勤、テレワーク導入などの効果が出ていると高評価していた。
その発表内容を摘み食いした報道が各社から出され、結果、国民に気の緩みを生じさせ、3月20日からの3連休に国民は行楽・買物に動き、その1週間後からの感染が急拡大している。
(1月15日前後行われた武漢市の春節前祝の4万人大宴会と同じ現象、結果、1月20日習国家主席の国民に対する「重要指示」、1月23日の武漢封鎖となった)
「新型コロナウイルス感染症対策の状況分析・提言」
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000610566.pdf

専門家会議がまともなら、2と3の真のステルス感染者は、すでに水面下で拡大し続けており、手の打ちようもないが、今後、感染者と濃厚接触者どころか接触した人全員をPCR感染検査すれば、そうした人たちも捕捉隔離でき、収束させる可能性も出てくるが・・・。

すでに韓国でやってきたことであり、日本でやれないことはない。
(韓国当局は「新天地イエス会」の信者26万人の全員検査を行い、うち4万人以上PCR感染検査を実施している。韓国当局は厚労省に対して韓国独自の短時間PCR検査機器の技術ノウハウを提供している。日本でもどこ製か不明だが、2月時点で24時間かかっていた検査時間が、今では早い検査機器で4~6時間を可能にしている。導入機数は不明)

追、さいたま市の西田道弘保健所長は10日、市はPCR検査を2ヶ月で171件しかしていないことについて、「病院があふれるのが嫌で(検査対象の選定を)厳しめにやっていた」と明らかにしたと報道されている。
(西田道弘保健所長は、意識的に発掘しなかったステルス感染者を出し、感染を拡大させた人になる。病院が大事なのか、国民の産業や健康が大事なのか、解決のヒントは韓国にある。)
※さいたま市の4月9日現在の感染者数は41人(市検査分28件)、検査数171件、陽性確率16.4%(全国でも9.2%と異常に高い)。
・・・感染者を徹底して見つけ出し隔離しようなど毛頭ない日本の現実と保健所。
西田道弘保健所長の考え方は、政府・厚労省・専門者会議も同じ理由で最初から感染検査を絞り込んでいる。
国の指針の感染検査をしてもらえる37.5度が4日以上も続けば、軽症どころか中症患者、長期入院が必要となり、結果、医療崩壊を招く原因となる。その間に人に感染させる可能性も高い。

韓国では公的機関の都市近郊山間部の研修所をフル活用して、軽症者や無発症感染者を隔離している。感染爆発を起こした韓国をどうして学習しないのだろうか。

 

 東京はオリンピック選手村を隔離施設として何故利用しないのだろうか。


スクロール→

日本の4日間移動感染者数

 

4日間計

日平均

備考

3/1013

203

50.8

227日学校休校要請

3/1417

138

34.5

(油断期)

3/1821

300

75.0

行楽日和の3連休

3/2225

258

64.5

 

3/2529

588

147.0

 

3/304/2

878

219.5

 

4/36

1,321

330.3

 

4/710

2,042

510.5

緊急事態宣言

 

<無発症感染者>

日本の厚労省が把握している無発症感染者は、あくまで濃濃厚接触者への感染検査の結果分であり、健康観測措置を採った人たちの無発症感染者は把握されず隔離もなし、カウントもできない。

濃濃厚接触者の感染検査で陽性判定が出た無発症感染者は全員、陰性が2回出るまで確実に隔離されている。

 


スクロール→

厚労省

 

4月10日午前12時現在

 

5,347

感染者数

 

 

3,485

感染患者数

 

 

1,438

陽性者

症状未確認

 

424

無発症者

 

 

88

死亡数

 

 

未確認陽性者を除けば、無発症感染者確率は10.6%

 
 
 

 

<アイガー北壁より高い日本の感染検査指針>

国の指針でこれまで濃厚接触者を識別し、濃濃厚接触者と濃厚接触者に分け、濃濃厚接触者にだけ感染検査を実施してきていることから陽性確率が高い一方、濃厚接触者は感染検査を行わず健康観測の措置をとったことから、結果、無発症感染者を放置し、こうした無発症感染者を通じて、今日の感染急拡大を招いていると言える。

 

国は緊急事態宣言を発したものの、一向に感染検査体制の見直しや改善をせず、感染者数の増加とともに感染検査外の無発症感染者を増加させ、感染拡大スパイラルに拍車をかけている。

今や感染源不明感染者が続発し、本来感染検査対象の濃濃厚接触者さえ追跡できなくなってきている。

 

<検査数>


スクロール→

厚労省

4月10日午前12時現在

 

陽性者

検査数

陽性確率

国内

5,246

57,125

9.2%

空港検疫

86

10,817

0.8%

チャーター

15

829

1.8%

合計

5,347

68,771

7.8%

韓国・防疫中央本部

4月10日午前00時現在

 

陽性者

検査数

陽性確率

合計

10,450

477,303

2.1%

 


スクロール→

100万人あたりの感染検査数

ドイツ

11,127

イタリア

9,829

韓国

8,382

アメリカ

3,825

日本

273

英オックスフォード大調べ/4月初め基準

 

 

 

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<韓 国>9日現在(10日発表分)

累計感染者数は11,405人

現在感染者数は3,125人

隔離解除者数は7,117人

死亡者数は208人

4月9日の発生件数は27人(ピークは2月29日の813人)

 

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