石川県は、新型コロナウイルスの感染者に対応する病院のベッド数について、これまで520床確保したと国に報告していたが、実際に入院可能なベッド数は、12日現在で110床と、実際は1/5だったと報道されている。
石川県は、これまで感染症指定医療機関の20床に加え、公立病院を中心に協力を得て合わせて520床を確保できたとして、国にも報告していた。
これについて、石川県は、あくまでも各医療機関に要請した数値であって、実際にベッドを提供できるかどうかまで県では確認をしてこなかったという。
石川県では、感染者数が100人を超え、医療従事者にさらに負担をかける状況が続けば地域医療が危機的な状況に陥りかねないなどとして13日、県独自に「緊急事態宣言」を出した。
患者の急増でベッド数はすでにひっ迫しているという、今後、県内の医療機関に改めてベッドの提供を要請するとともに、症状が軽い人を受け入れる施設の確保も目指すことにしている。
以上、
どこの病院も病気で多くの高齢者の患者を抱えており、そう簡単にはベッドを空ける環境にない。
足を運ばないから現場がわからない。
今時下手に患者をほかの病院に移動させたりしたら、院内感染をほかの病院に広げる可能性すらある(集団感染の大分国立病院の例)。
患者をどこかの病院に引き取ってもらわなければ、病室も空かない。通常、感染者用は個室であり部屋数も限られる。確保するには相当、時間がかかるだろう。
石川県については、情報公開が少なければ、地域住民の危機感が直接反応せず、県民の自己防疫には逆効果と指摘してきたが、石川県知事は4月1日、「東京から無症状の観光客はいっぱい来てください」という按配。
感染力を持つ無症状・無発症の感染者がいっぱいいることさえ知らない無知無知ぶり。
どこの自治体も大感染地となった東京・大阪へは行くなと県民や企業に要請している時に、目出度い石川県知事である。それにもかかわらず、今度はいきなり、県独自の「緊急事態宣言」を出すフラフラぶり。
県民に選ばれたすばらしい知事と県庁の方々。しかし、加賀百万石の殿様の時代ではない。
スクロール→
新コロナ 石川県の感染推移
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感染者数
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発生数
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3月27日
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8
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0
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3月28日
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9
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1
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3月29日
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11
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2
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3月30日
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13
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2
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3月31日
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15
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2
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4月1日
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17
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2
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4月2日
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18
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1
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4月3日
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33
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15
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4月4日
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41
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8
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4月5日
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52
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11
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4月6日
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54
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2
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4月7日
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60
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6
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4月8日
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75
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15
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4月9日
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81
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6
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4月10日
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101
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20
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4月11日
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113
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12
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4月12日
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113
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9
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4月13日
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121
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8
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