大和ハウス工業では、2008年には社長名にて「公的資格取得の徹底の件(指示)」、2010年には技術本部長名にて「国家資格取得促進策実施の件(指示)」という通達がなされ、国家資格の取得促進の徹底と、資格取得を啓蒙する環境づくりの実施が指示された。
半強制的な資格取得推進、これが不正取得の根本原因。事業所ごとに競い合わせたのだろう。
社内調査の結果、現社員のうち349名(資格総数422個)について本件「実務経験要件不備」があると判断された。
その後、外部調査委員会は本件調査開始時に、社内の再精査の結果、現社員における本件実務経験要件不備者は1名追加され、350名(資格総数422個)であるとの報告を受けた。
また、当委員会が大和ハウス工業に指示した追加社内調査において、新たに判明した資格保有者のうち、本件実務経験要件不備者は7名であった。