アイコン 5月10日現在の都道府県の感染者の状況 デタラメ資料ばかり公表する厚労省

Posted:[ 2020年5月12日 ]

今だ全国自治体からFAXで報告させ、いちいち入力している厚労省、9日改正したというが、5月10日24時現在=11日00時現在の各都道府県の圏要請者の状況でも、愛知と福井県の数値が間違いすら、チェックせず公表している。今に始まった話ではないが・・・。

 神奈川県の陽性確率が異常に高いことから、この検査数は何じゃ。しかも検査総数は、別途報告書されている合計検査数と合致している。

過去の報告がクルーズ船の検査とゴチャゴチャになって計算参入されていなくとも、おかしな数値である。

NHKの報道によると4月1日から5月10日までの神奈川県の感染者発生件数は1027人、対し4月1日からの感染検査数だとしても1610件の検査数しかないことはありえないだろう。全体の信用が壊れている。あちこちで集団感染も発生し、特に医療機関の感染では接触者の検査を大量に行っていたはずだ。

また、福井県では「入院治療等を要する者」が0表示され、その「うち数」で重症2人となっている。そんなアホなということになる。

厚労省の日々の発表数値はいつまでたっても屁の足しにもならないのか。



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これではデータそのものをいくらでも信用しろといってもムリムリムリ、捏造もしくは作文している可能性すら考えられる。

役所間ではお互い様で許されようが、国民に対しては決して許されない。

 内容では、死亡者数が増加の一途である。重傷者数が減ったら死亡者数が増えていた。

専門家会議が、感染検査のハードルを厳しく設定していたことから、中等症以上での高齢の入院患者が多くなり、死亡率を高めている(11日現在の累計死亡者数657人)。すでに致死率は4%を超えている。

若い人は重症化する割合が低いが、高齢者にとっては重症化率も致死率も異常に高い新コロナ感染症である。

集団免疫論を唱える感染症の専門家や自治体長は高齢者切り捨ての論者でもあろうか。10%が抗体を持ったところで、集団免疫論で新コロナを収束させるためにはあと40%以上感染させなければならない。それまでに高齢者が大量に亡くなることになる。

緊急事態宣言での外出自粛が奏功して、現状、大幅に新たな感染者数が減っているが、減っているからこそ、最大限検査を行うべきだろうが、現実、検査数は増加していない。


スクロール→

各都道府県の検査陽性者の状況

51024時現在=11日00時現在/厚労省

 

感染者数

検査数

陽性率

隔離

うち重症

死亡

北海道

945

8,676

10.89%

450

28

51

青森

27

749

3.60%

-

 

 

岩手

0

417

0.00%

-

 

 

宮城

88

2,183

4.03%

7

 

1

秋田

16

861

1.86%

-

 

 

山形

69

2,449

2.82%

11

 

 

福島

81

2,395

3.38%

36

 

 

茨城

168

3,826

4.39%

71

3

9

栃木

56

2,497

2.24%

-

 

 

群馬

147

3,056

4.81%

63

2

18

埼玉

967

11,917

8.11%

377

11

42

千葉

880

12,290

7.16%

217

12

40

東京

4,868

13,124

37.09%

2,518

71

180

神奈川

1,150

1,610

71.43%

458

30

47

新潟

82

3,396

2.41%

35

 

 

富山

216

2,709

7.97%

126

 

13

石川

278

2,237

12.43%

130

 

16

福井

122

2,082

5.86%

0

2

8

山梨

56

2,806

2.00%

8

1

0

長野

74

2,054

3.60%

37

2

 

岐阜

150

3,482

4.31%

22

1

6

静岡

73

3,102

2.35%

26

2

1

愛知

494

8,133

6.07%

107

 

34

三重

45

2,154

2.09%

11

 

1

滋賀

97

1,456

6.66%

30

 

1

京都

347

5,267

6.59%

107

 

13

大阪

1,743

21,629

8.06%

641

50

59

兵庫

688

9,091

7.57%

168

24

34

奈良

90

2,035

4.42%

21

 

2

和歌山

62

3,364

1.84%

12

 

2

鳥取

3

1,167

0.26%

2

 

 

島根

24

904

2.65%

-

 

 

岡山

24

1,372

1.75%

8

 

 

広島

165

5,746

2.87%

81

 

2

山口

37

1,528

2.42%

4

 

 

徳島

5

597

0.84%

-

 

1

香川

28

1,841

1.52%

8

 

 

愛媛

48

1,238

3.88%

7

2

3

高知

74

1,583

4.67%

7

 

3

福岡

654

10,535

6.21%

162

 

24

佐賀

45

1,226

3.67%

21

1

 

長崎

17

2,345

0.72%

2

 

1

熊本

48

3,415

1.41%

27

2

3

大分

60

3,482

1.72%

-

 

1

宮崎

17

1,213

1.40%

5

 

 

鹿児島

11

1,500

0.73%

-

 

 

沖縄

142

2,483

5.72%

45

5

5

長クルーズ

149

623

23.92%

6

 

 

15,630

183,845

8.50%

6,074

249

621

・別途確認中が421人いる。

 

自治体が独自に制限緩和や解除条件に陽性率を用いていることから、ムダな検査を多くすれば陽性率は限りなく少なくなり、疑感染者の検査を拡大すれば陽性率は高くなる。

大阪も東京も適当に利用するのだろう。

厚労省と専門家会議が感染検査を緩和したところで、最前線の医師会が検査を要請する町医師や検体採取などを行う医師たちに対して緩和したかどうかは分からない。

11日現在、国内累計感染者数は15892人、現在感染者数は6704人、現在感染者率は42.1%と完全に収束領域に達している。

ただ、死亡者が657人と5月1日から11日までの11日間だけでもに202人が亡くなられている。

このままでは収束はできようが、終息させる絶好の機会を失する可能性が高い。


スクロール→

3日間移動 感染者数と検査数の推移/厚労省発表値

 

3日間感染数

検査数

日平均

陽性率

1011日(2日間)

172

4,802

2,401

3.58%

5/79

281

12,680

4,227

2.22%

5/46

495

2,877

959

17.21%

5/13

737

15,709

5,236

4.69%

2830

669

12,882

4,294

5.19%

2527

973

7,089

2,363

13.73%

2224

1,224

15,519

5,173

7.89%

1921

1,277

10,768

3,589

11.86%

1618

1,543

14,625

4,875

10.55%

1315

1,298

13,293

4,431

9.76%

1012

1,949

8,848

2,949

22.03%

79

1,098

13,803

4,601

7.95%

46

779

3,794

1,265

20.53%

35

636

6,146

2,049

10.35%

3/314/2

489

7,510

2,503

6.51%

 

/1~15

5,781

46,337

3,089

12.48%

4/1630

5,686

60,913

4,061

9.33%

・入管検疫感染検査含まず

・厚労省発表の昼12時現在の集計値

・9日は厚労省がこれまで12時現在を前日24時=当日00時に変更したため、重複分を1/2として計算している。

 

 


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